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このカテゴリへのエントリ数: 最終更新日時: 2010-03-20 17:43 |
★CHEチェ 28歳の革命チェ・ゲバラの英雄伝として観ると違うのかな。 109シネマズ川崎で。ドキュメンタリータッチで淡々と綴るキューバ革命です。とか云いながらソダーバーグ監督の十八番の時間軸をずらす手法で、キューバ革命の戦闘、国連演説とインタビュー、カストロ議長との出会い、とテレコに挟み込んでいる。これが、予備知識がない人には判りにくいだろうな...。チェの人民を惹き付ける魅力、解放運動における信念を持った男らしさ優しさは十分に伝わってくるのですが、内面の踏み込みは意図して排除している感じで、画面からは妙なクールさが伝わってくるのでした。 決して英雄伝として描こうとしていない事は判るのですが、カストロ議長との出会いから、若き革命戦士として、指導者として、どう成長していくのかに、興味があったので拍子抜けでした。最初から素晴らしい人物で、凄いなぁって感じです。実際に戦闘の最前線に立っていた人物ではないし、どちらかと言えば陣地での教育や後方支援的な活動が中心だったわけなので、派手なドンパチもなく、すす〜っと進んでしまいました。 後の共産主義の破綻と腐敗、大量虐殺も忘れないで欲しいと願います。米帝国支配解放闘争ということでアメリカでは完全に無視されているってところも逆に注目の映画。このままじゃ次回作「★CHE39歳 別れの手紙」も観ないわけには、いかなくなると云う作戦に、まんまとハマッてしまったともいえる deep さんなのでした。 |