★CHE39歳 別れの手紙


昨日神大ジャズ研な飲み会で、映画の話になって書いていないのを思い出しました。先月観たのかな。キューバ革命達成後、カストロの元を離れ、南米諸国の人民解放運動に参加するチェです。希望に燃え何もかも、順風満帆だった前編に比べ、裏切りと絶望に満ちた斜陽の晩年を描いています。ボリビアの農民と共に闘うチェなのですが、英雄と呼ぶには優し過ぎる心が、悲しいです。

苦戦続きの中、持病の喘息が出ても「薬を忘れた僕が悪い」とかね。金で釣られた農民にさえ裏切られたり、仕舞いには変装した軍事政府兵を助けちゃうお人好し加減。そこまで、人を信用しなくてもって思うのですが、そこが未だに惹き付ける魅力なのかもしれません。

結局、アメリカの手引きで殺されるわけですが(例によって米国は認めていない)その有名な処刑シーンが、きちんと描かれていないのが残念。最後までドキュメンタリータッチで英雄かどうかは、話の外として撮っている映画でした。

公式サイト

チェ ダブルパック (「28歳の革命」&「39歳別れの手紙」) [DVD]image

2009年03月24日 (火) at 11:40



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