So Alive/The Lonnie Plaxico Group
新進気鋭のブルックリン派ドつっぱりジャズベーシスト、ロニー・プラキシコの新譜です。相変わらず、驚愕のバカテク決めています。ウッドベースとエレベを自在に操る変な兄ちゃんです。重鎮ゲイリー・トーマス参加が、要注目です。
「Rhythm and Soul 」「Live at JAZZ STANDARD 」と、コンスタントにアルバムをリリースしています。今回のスタジオ録音では、トランペットのアレキサンダー・ノリス以外のメンツは、総入れ替えです。しかも、20代前半の若手を、どばぁっと起用しております。サム・バーシェシェット(p)(81年)ケニー・グロハウスキー(ds)(82年)エリック・メンデス(per)(84年)・・・見事に20代。
しかしながら、新伝承派ーM-BASE派ーブルックリン派と、ジャズの突端を常に切り裂き続けるゲイリー・トーマス参加と聞いちゃあ、買わずにはいられませんでした。
- オープニングから、奇妙な雰囲気炸裂しています。凄いファンクとしか、言いようがない。ケニー・グロハウスキーのドラムのキレといったら!プラキシコの強烈なエレベのビートと、複雑に絡み合います。そこに、無機質なテーマライン。えぇ。もう想像できるでしょ?
- ハービーの処女航海。パッチワークの様に次々と変化するリズムパターン。もう、どうゆう脳細胞の持ち主達なのか、解剖して調べてもらいたいくらい・・・。ゲイリー・トーマスのソロが、非常に良いです。
- ライナーの「出口のない曲がりくねった、路地を左に右に、走り抜けるよう・・・」という表現が、ぴったり来る、キメのモチーフの連続。表が裏で、裏が表で・・・、どっちやねんっ!こんな、複雑怪奇なラインを吹ききる、フロント2人の実力は、凄いモノがあります。
- スモーキー・ロビンソン&ミラクルズのヒットナンバー。R&B風にアーシーな雰囲気です。なんか、一昔前の歌謡曲みたいに聞こえる・・・。
- デジョネットに捧げます。ジャック・デジョネット・スペシャル・エディションのメンバーでもあった、プラキシコとゲイリー・トーマスですから。縦横無尽のスラップベースと切れ味鋭いドラムが、驚異的なグルーブを生み出しています。アレキサンダー・ノリスのテンションの高いソロに続いて、ゲイリー・トーマスのいつ果てるとも判らないソロフレーズ。サム・バーシェシェットのオルガンも最高です。もう、音の洪水の中で、トリップ間違いない。
- あらあら、ジャズスタンダードぢゃないですか・・・。っつうても、今までが今までだけに、普通に聞こえるだけで、かなりエグイことしてますが。
- どこが交響曲五番なのか、よく判らないが・・・。ゲイリー・トーマスのワンホーンで。レニー・プラキシコの超絶ユニゾンテーマに圧倒されます。ウッドベースでも、こんなコトできるんだー。バーシェシェットのアンニュイな、ソロが清涼剤になっていて、落ち着きますが、ゲイリー・トーマスのよく判らんチンなソロへ・・・。
- 変幻自在のリズム。これが、全て計算されていることが、凄いなぁ。ゲイリー・トーマスのソロの後、プラキシコのベースソロ。音程高くて、ギター弾けば?って感じ。
- またもや、ジャズバラードを演っちゃっています。極上のジャズを、お聴かせします。ストレートなジャズも出来るんだぜ!いや、出来て当たり前だよな。こんな、凄腕達だもの・・・。アレキサンダー・ノリスのミュートプレイが抜群!
- So Alive
- Maiden Voyage
- Juke Joint
- I Second That Emotion
- Dejohnette
- My Funny Valentine
- Symphony 5
- Twilight
- Lover Man
- Lonnie Plaxico(b)
- Gary Thomas(ts)
- Alexander Norris(tp,flh)
- Sam Bar-Sheshet(p,key,org)
- Kenny Grohowski(ds)
- Eric Mendez(per)
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