Night Lights/Gerry Mulligan

モダンジャズ史上不朽の名盤。CDでは“ナイト・ライツ1965年ヴァージョン”が追加収録されています。


Night Lightsimage

既に、What Is There to Say? を紹介しましたが、コレも基本的には、ピアノレスです。アート・ファーマー、ボブ・ ブルックマイヤーを迎えた3管です。最近ゴリゴリ系ジャズアルバムばかり聴いていて、疲れたアナタに最適か・・・。アレンジもコレといって無く、3管編成の意味無いじゃん!てな感じで、一枚通して聴くと、僕には、かなり物足りない印象の残るアルバムです。

  1. いきなり、ピアノのイントロ。おいっ!ピアノレスじゃなかったっけ?これは、マリガン自身が、弾いております。なんか、エバンスっぽくって、良いです。で、ファーマーが、テーマを取ります。甘く切ないフリューゲル。参りました・・・。アーバンな都会の夜ですな。
  2. オルフェです。ファーマーのテーマに続いて、マリガンのソロ。泣きます。まぁ、各人のソロ回し後、エンディングに向かいます。後テーマでは、ホーンアレンジが、成されておりますが、白玉のみの、お手軽アレンジ。
  3. もう、ウェストコースト臭プンプンするバラード。大人な雰囲気?
  4. ショパンのクラシック曲「プレリュードホ短調」。その昔やっていた、FM東京の「アスペクト・イン・ジャズ」という番組のテーマ曲。「こんばわ。由井正一でございます。」って、始まる番組。懐かしい?
  5. このアルバムのイチオシ。って言うか、コレさえ聴けば、良し!とします。ファーマーの、哀愁漂うテーマです。ジム・ホールのギターが、格好いい!シブイ。ブルックマイヤーも端正なソロを、まとめています。ベースソロでのホーンアレンジが白眉。後テーマの3管ならではのサウンドも、聞きものです。
  6. こういうスローな曲って、トロンボーンは色っぽくて、格好いいなぁ。後テーマのアンサンブルは最高です。うーむ。美しい・・・。
  7. 1965年ヴァージョンです。クラ吹いています。(うまいやん・・・。)ストリングスバックで。もう、夜です。子供は寝ます。
  1. Night Lights (1963 Version)
  2. Morning of the Carnival (From Black Orpheus)
  3. In the Wee Small Hours of the Morning
  4. Prelude in E Minor
  5. Festival Minor
  6. Tell Me When
  7. Night Lights (1965 Version)
  • Gerry Mulligan(bs,p,cl)
  • Art Farmer(tp,flh)
  • Bob Brookmeyer(tb)
  • Jim Hall(g)
  • Bill Crow(b)
  • Dave Bailey(ds)
  • Pete Jolly(p)7
  • Jond Gray(g)7
  • Jimmy Bond(b)7
  • Hal Blaine(ds)7

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2004年08月21日 (土) at 23:47



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