Peer Pressure/Brian Lynch Sextet
ブライアン・リンチの初リーダー作です。ジャケの写真では、まだ髪の毛が、かなり、あります。ヨン様風薄笑いです。いやぁーん。センスない・・・。

今年「24/7 」を出したばかりなのに、立て続けにラテンフレーバーな新作「Conclave 」をリリースしたリンチです。新作も、かなり良いですね。新作の感想は、また、後で書くことにして、今日は、1986年のリーダーデビュー作です。
この作品は、秋吉敏子ビッグバンドに在籍していた当時のもので、メンツも、その仲間達ですね。楽器は、まだバックの頃で、ずいぶんと印象が違う音色です。ワンホーンカルテットと、クィンテット、セクステットの編成で、3曲がリンチのオリジナルです。
まずは、トミー・タレンタインのブルース「Thomasville」を、ブレイキー風なアレンジで。カーク・ライトシー(p)のイントロが、いなたい。リンチは、ホレス・シルバー・バンドにも、在籍していたので、セカンド・リフは、それっぽくて、良いねぇ。
ワンホーンで、ベニー・ゴルソンのバラード「Park Avenue Petite」は、リンチの素直な音色が、堪能できます。ジェイ・アンダーソン(b) の音色も、スゴイ。ゴリゴリ系ではないものの、音が太い端正なベースです。ひとつひとつ、音符の「響き」を大切に演奏しています。
オリジナル「Peer Pressure」は、ラテンビートと4ビートが交錯する上で、トリッキーなメロディーを、3管アンサンルで疾走するアップテンポなナンバー。こういうのは、バップ魂が燃えます。ハイノートもバッチリ決まって、爽快なリンチのソロです。
ホレス・シルバーの人をくった様なユニークなテーマが、面白い、陽気なカリプソ風「The Outlaw」は、テナーとの2管クィンテット。こんな陽気なアウトローなんて、嫌だ。ちょっと、アンサンブルが乱れたりしていますが、ラルフ・ムーア(ts) の野太さも、良い感じです。
オリジナルが2曲続きます。3管アンサンブルが、爽やかなボサノバ「Change Of Plan」。結構、凝っていて、なかなか、いいアンサンブルアレンジです。ジェイ・アンダーソン(b) のソロが白眉です。
超速バップナンバー「Nothing Never」は、アルトとの2管クィンテット。スタンダード曲「There Will Never Be Another You」のコード進行ですね。ジム・スナイデロ(as) の、直球バップソロは、見事!フィル・ウッズにも通じるモノが、ありますね。いやいや、勉強になりますな。
コール・ポーターの「I Concentrate On You」は、落ち着いた雰囲気のミドルテンポのワンホーンカルテットで、美しいメロディーを、朗々と吹き上げます。リンチのハラヒレ系フレーズも時折顔を出して、原点を感じます。
- Thomasville
- Park Avenue Petite
- Peer Pressure
- The Outlaw
- Change Of Plan
- 'Nother Never
- I Concentrate On You
- Brian Lynch(tp,flh)
- Ralph Moore(ts)
- Jim Snidero(as)
- Kirk Lightsey(p)
- Jay Anderson(b)
- Victor Lewis(ds)
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