Live at Smoke/One for All

N.Y.のアップタウンにある新鋭ジャズクラブ「Smoke」でのライヴ録音です。


LIVE AT SMOKE VOL.1image

彼らのライヴアルバムは、今のところコレ1枚のみ。Vol.1 という事は、これから続編も出るのかなと期待する所です。観客の叫び声も、白熱し、演奏も迫力があって、楽しいです。やっぱり、Jazz はライヴですね。

エリック・アレキサンダーのオリジナルで「The Second Milestone」です。モードかと思ったら、ドバップです。伝統的にフロントとリズムのコール&レスポンスで幕開けするあたり、ど真ん中です。バッキングアンサンブルも、いなたい。アレキサンダーは、知的なアドリブです。続くジム・ロトンディは、リミッターが、はずれてます・・・。盛り上がりますなぁ。
「Betcha by Golly,Wow」は、「Too Soon to Tell」でも、演っていたスタイリスティックスのカバー曲。ジム・ロトンディのフリューゲルが、絶品です。空間を、よく掴んでいます。
スティーブ・デイビスのJ.J.Johnson に捧げた、その名も「Poem for J.J.」です。ボサ風味のジョー・ファンスワースのマレットが、シブイ。
ロトンディの「Too Soon to Tell」は、同名アルバム「Too Soon to Tell」で演っていたよりも、早めのテンポで、サクサクいきます。バッキングリフで、ファンクにいくか?と思ったら、ファンスワースが乗り遅れた・・・。
バラードの「Dedicated to You」は、ホーンアンサンブルのイントロが美しい。アレキサンダーの奏でるメロディーは、もうボステナーな風格です。
デイビスの「The Lonely Ones」は、凝った作りですな。ブレイキー風シャフルで、舞うがごとく、繰り広げられるアレキサンダーのアドリブには、圧倒されます。ロトンディの力業も、ライヴならではの迫力。
クロージングテーマの「We All Love Eddie Harris」は、デヴィッド・ヘイゼルタインのオリジナル。「Freedom Jazz Dance」に、なっちゃいます。アナウンスは、ロトンディです。シブイ声。
  1. The Second Milestone
  2. Betcha by Golly,Wow
  3. Poem for J.J.
  4. Too Soon to Tell
  5. Dedicated to You
  6. The Lonely Ones
  7. We All Love Eddie Harris
  • Jim Rotondi(tp,flh)
  • Steve Davis(tb)
  • Eric Alexander(ts)
  • David Hazeltine(p)
  • Peter Washington(b)
  • Joe Farnsworth(ds)
  • Rec.May.26,27.2001.
  • Criss Cross

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2006年06月09日 (金) at 11:23



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