Horizon Reassembled/Bobby Watson and Horizon
来日に向けて、Terell Staffordを4枚連続聴きしてきたわけですが、遂に、真打ち「ボビー・ワトソン&ホライズン」の新作です。これで、準備は OK です。

ホライズンはワトソンとカーティス・ランディ(b)の双頭クィンテットだったハズなのですが、いつの間にか、ワトソン名義のグループになってしまいました。ラッパは、メルトン・ムスタファだった。この人も強力でしたねぇ。ビクター・ルイス(ds)が、初期からのメンバーで残っています。
で、この再結成では、最もイケイケで血湧き肉躍り、絶好調だった頃のメンツが、揃いました。もはや片腕といった所のテレル・スタッフォード(tp)とエドワード・シモン(p)、そして、久々の登場のエシェット・エシェット(b)です。ファンとしては、懐かしくて、涙がチョチョ切れます。まさに「Present Tense」とライヴ盤「Midwest Shuffle」の辺りを直撃ですな。
アルトとベースのユニゾンから始まって、ラッパがテーマを乗っけるニクイアレンジの「Lemoncello」は、ミディアムテンポの都会的なスイングジャズな感じです。歌心溢れるテレルのソロに続く御大ワトソンも炸裂しちゃっています。
シモンのオリジナル「Pere」は、変拍子の難しそうな曲。こういう曲で、異常に盛り上がるのも、このバンドらしい所。
ワトソンのオリジナルバラード「The Love We Had Yesterday」は、2管のアンサンブルが、とても美しいのです。よくハモる2人です。
ジミー・ヒースの「Ginger Bread Boy」のアレンジが、とても面白いです。本家「
Miles Smiles」の緊張感溢れる曲想が、アシッドに蘇っています。「
Mustang!」のへなちょこジャズロック風も捨てがたいと思う deep さんでもあります。
ラテンフレーバーの表題曲「Horizon Reassembled」のフロントのコンビネーションは、素晴らしいですね。まさに息もぴったり。テレルの伸びやかなサウンドとキレのある8分音符は、圧巻です。
バート・バカラックの「The Look of Love」は、しっとりとしたバラードです。
ビクター・ルイスの「Eeeyyess」では、さすがに全盛期の勢いは無くなったもののアグレッシブなソロをとるワトソンです。プランジャーミュートの力業を披露するテレルも良い味ですね。
7拍子の難曲「Permanoon」のシモンは瞬発力のある素晴らしいソロです。
ワトソンの一発目の音で、のけ反ること間違い無しの、どバラード「Dark Days」は、テレルのミュートがオブリを入れつつ、アンサンブルするという構造。ソロはシモンのみ。このリズム隊の反応の良さには、舌を巻きます。
「Dark Days (Interlude)」は、前曲の別テイクでテレルのソロのみのトラック。
エシェット・エシェットのオリジナル「Xangongo」は、アフロキューバンリズムのポリリズムに、パーカッシブなホーンとロングトーンという奇妙なテーマ部。アルトの音域も高し。息できないんですけど・・・。
- Lemoncello
- Pere
- The Love We Had Yesterday
- Ginger Bread Boy
- Horizon Reassembled
- The Look of Love
- Eeeyyess
- Permanoon
- Dark Days
- Dark Days (Interlude)
- Xangongo
- Bobby Ray Watson(as)
- Terell Stafford(tp,flh)
- Edward Simon(p)
- Essiet Essiet(b)
- Victor Lewis(ds)
- Rec.Jan.25,26.2004.
- Palmetto
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