Why Not?/Michel Camilo

1985年のミシェル・カミロのデビュー作。ラテンフュージョンのド真ん中の爽快さが気持ちいいのです。


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全曲カミロのオリジナルで、キメキメの複雑なラテンリズムの交錯に、思わず体が動いてしまいます。カミロのバカテクと、ツワモノ奏者の集結で、造り込まれた楽曲には、圧倒されてしまいます。デイブ・ウェックルのタイトなリズムとアンソニー・ジャクソンの、うねる重低音のコンビネーションも抜群です。そこに全力で切り込むクリス・ハンターの切れとルー・ソロフの男らしい力業の応酬がスリリングです。

軽いラテンファンクといったところの「Just Kiddin'」は、キメだらけの目まぐるしい構成。で、クリス・ハンターのアルトが吠えまくっています。バッキングのリズム隊のポリリズムっぽいインタープレイも楽しい。
「Hello And Goodbye」もキメが難しそう。しかし、旋律が美しいので、すっと入ってきます。パーカッシブなピアノソロは、ポール・スミスっぽかったりします。
バラードの「Thinking Of You」は、トリオで、しっとりと演っております。
彼の代表作といっても過言ではない「Why Not?」もトリオでの演奏。ホーン入りの「French Toast」などと聴き比べてみるのも一興。トリオならではのタイトで小回りの良さが、印象的です。実はこのCDは、この曲が目当てだったんです。
爽やかなフュージョンサウンドで迫る「Not Yet」は、なんとなく懐かしい気分になっちゃう曲です。こういうの流行ったなぁなんて。カミロのアウト加減がチックっぽくて、( ̄ー ̄)ニヤリ。
「Suite Sandrine Part 5」のトリオでの4ビートも、なかなかメカニカルで良かったりします。千手観音状態のウェックル4ビートも面白いですね。スイングしてないけど・・・。縦横無尽なジャクソンのベースも仰け反ります。
  1. Just Kiddin'
  2. Hello And Goodbye
  3. Thinking Of You
  4. Why Not?
  5. Not Yet
  6. Suite Sandrine Part 5
  • Michel Camilo(p)
  • Lew Soloff(tp)
  • Chris Hunter(as,ts)
  • Anthony Jackson(b)
  • Dave Weckl(ds)
  • Sammy Figueroa(per)
  • Guarionex Aquino(per)
  • Rec.Feb.25〜27.1985.
  • Electric Bird

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2006年11月06日 (月) at 14:53



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