Spheres of Influence/Brian Lynch
録音当時40歳のブライアン・リンチ。ツルツルです。(笑)

やっぱり、ラッパはハゲなんでしょうか?小学校の頃観に行った、カナディアンブラスのコンサートを思い出します。フレデリック・ミルズ(ヒゲ)とロナルド・ロム(ハゲ)のネタは、大笑いしました。「いっつもぉ、タカイ音ばかり吹くのでェ、かみのけがぁ、フッとんでシマイマシタ〜」
「Conclave」や、コンラッド・ハーウィッグの「Que Viva Coltrane」など、アフロキューバンなリズムに傾倒していく原点ともなる一枚でしょう。ドナルド・ハリソンとの2管編成のクインテットと、ゴージャスな5管ブラスセクションからなるアルバムは、ウェイン・ショーターとデューク・ピアソンの曲とスタンダード以外はリンチのオリジナルで、ブライトなリンチのサウンドとアフロキューバンの陽気なリズムが、相まって、ポップな印象に仕上がっています。しかし、ハリソンって、こんなにグニャグニャな吹き方だったかなぁ...。イマイチ。
ジャマイカンビート(レゲエ?)なのでしょうか。「Jamaica Silver」は、クインテットでの演奏。思わず体が、1/f 揺らぎに動き出します。
スタンダードの「I've Grown Accustomed to Her Face」のアレンジは、強力です。なんじゃこりゃ?6/8 のラテンビートで、チューバを加えた重心の低いハーモニーです。ダークなテーマアレンジから、高速4ビートのアドリブに突入した時に開ける、明るい音世界の瞬間が、たまりません。
クインテットに戻って「Clairevoyance」は、リズムセクションとフロントのメロディが一体となって、迫ってくる感じです。パーカッションの淡々としたパターンも、トランスっぽくて好きです。
デューク・ピアソンの「You Know I Care」は、ワンホーンで朗々と歌い上げるバラード。うっとりします。
クインテットでファンクリズムの効いた「Lukeman」は、13分を超える熱演。M-BASE っぽい無機質なメロディラインと4ビートの対比が、面白い曲想になっています。最後はスタジオの笑い声。
クインテットで「Green Is Mean」は、「Green Dolphin Street」コード進行で、アップテンポな4ビート。軽快な演奏です。
ファイブピース・ブラスセクションで「Palmieri's Mood」のアフロキューバンのリズムに乗るホーンアレンジは、とってもカッコイイ。ハーウィッグの爆裂系アドリブも楽しいです。(・∀・)ニヤニヤ
ショーターの「Oriental Folk Song」はクインテットに戻って、ウォーキング4ビートの演奏。淡々としたショーターワールドです...。
- Jamaica Silver
- I've Grown Accustomed to Her Face
- Clairevoyance
- You Know I Care
- Lukeman
- Green Is Mean
- Palmieri's Mood
- Oriental Folk Song
- Brian Lynch,Tony Lujan,Pete Rodriguez(tp)
- Donald Harrison(as)
- Conrad Herwig,Luis Bonilla(tb)
- Chris Washburne(tuba)
- David Kikoski(p)
- Essiet Okun Essiet,John Benitez (b)
- Jeff "Tain" Watts,Adam Cruz(ds)
- Milton Cardona(cong)
- Rec.Jun.26,28.1997.
- Sharp Nine
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