Play It Loud!/S.Mos Quintet
爆音で演れ!ってタイトル。フランスのクラブ系ジャズファンクグループらしいです。

先日の「Boston Horns」より、リリカルなジャズ寄りのサウンドです。グルーヴ一発ってノリではなく、アレンジも凝っていてテクニック的にも難しい事演ってますね。こういうのアメリカで演るとコマーシャリズムに毒されてクソつまらないモノになっちゃうんだろうなぁ。ヨーロッパらしい練られたサウンドとアドリブの爆発力は日本人受けしそうですが、全く有名じゃありません。S.Mos ってピアノの人がリーダーなんですけど、詳細不明。ブッといベースと手数王的なドラムに、叩きつけるようなピアノコンピングのリズムがガツンと来ます。それに乗るホーンが、またジャズっぽいフレージングで思わず( ̄ー ̄)ニヤリの楽しいバンドです。
ブライス・モスカルディーニ(tp)の太い音質でメカニカルなフレージングは、なんともジャズっぽいですし、エイドリアン・ダウド(ts)の豪快なブローも熱くなります。ヤン・グールハンド(b)のチョッパーベースとジュリエン・セリエ(ds)のタイトなリズムはゴキゲンです。カシオペアかよっ!ってツッコミ入れてみました。
「Codies」は疾走感のある高速ファンクです。1曲目から飛ばします。ポップなメロディーながらトリッキーなリズム。ノリノリです。
フリーキーなイントロから何が出るかと思ったら、結構チープなモチーフだったりする「Enetgic」です。モスカルディーニのソロはユーモアがあっていいなぁ。
「Up To The Top!」は高速ファンクと人を食ったようなスローが交錯するおかしな曲。ベースがカッチョイイ。技巧派です。モスカルディーニとダウドのソロバトルの後、バッキングつきでヘンテコリンなピアノソロ。伝統的なジャズ手法をファンクで演るアレンジの妙です。
「What Dey Want」はシンプルなメロディーのみでインタープレイ重視な曲。グールハンドのチョッパーベースソロも凄い。ベチベチいってます。
「Lookin' Good」重量級ファンク。13小節の変型ブルースです。ピアノソロでは盛り上がってしまったのか小節数が半端になってますけど...。
「Tokyo Lights」東京ライト?どんな訳?すごくポップなメロディーですが。エンディングでスローになっての混沌あたりが東京の夜っぽいのかな?
パーカッシブなメロディーとアンニュイなポップサウンドの「Boogaloop」は、ちょっと歌謡曲みたい。なのですがソロはゴリゴリです。ベースのリズムのアイディアが豊富で、楽しいですね。
珍しく静かな印象の「Mundele」はホーンアンサンブルもアンニュイでカッコイイ。ダウドのソロでラウンドミッドナイトが顔を出したりモスカルディーニ はフレディー・ハバードっぽいアウトフレーズを披露してみたり、ジャズ寄りに盛り上がるとピアノソロで炸裂!ウマイ!
「Mighty Ninety Four」はメカニカルな複雑なメロディーでブレッカー・ブラザーズみたい。レゲエっぽいノリでハチャメチャな混沌系ソロパート。結構好きです。
6/8の「Sunny Weather」はブルージーな雰囲気。コミカルなイメージの小品です。
- Codies
- Enetgic
- Up To The Top!
- What Dey Want
- Lookin' Good
- Tokyo Lights
- Boogaloop
- Mundele
- Mighty Ninety Four
- Sunny Weather
- S.Mos(p)
- Adrian Daoud(ts)
- Brice Moscardini(tp,flh)
- Yann Gourhand(b)
- Julien Sérié(ds)
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