Live at Jazz Standard,Vol.1/Russell Malone
同時期に来日していたロイ・ヘインズの方を聴きに行って、彼のバンドのライヴは聴けなかったのですが、なかなか雰囲気の良いギタリストです。

ライヴ盤なんですけど、すごく良い録音です。最初の拍手が聴こえて来るまでスタジオ録音かと思ってしまいました。MAXJAZZのエンジニアはいい感じです。臨場感がバシバシ伝わってきます。で、リーダーのラッセル・マローンなんですが、オーソドックスなジャズギターながら、かなりの変態だったりします。ライヴだけあってオリジナル中心でガンガン弾きまくっています。これ聴くとライヴ行きたかったかも...と思ってしまいます。ピアノのマーティン・ベヘラーノはロイ・ヘインズのアルバム「Fountain Of Youth」や来日ライヴでも好演していましたが、このアルバムの方が勢いがあっていい感じがします。
「He Said What?」はラテン系のノリの良い曲。単音高速ピッキングとスウィープに大爆笑するポイントが2カ所あります。これは盛り上がりますね〜。
「I Saw You Do It」はブルースですが妙なテーマラインの後、ウェス・モンゴメリー風に盛り上がっていくのですが、結局ぶち壊れていくのです。こういう芸風はピアノレストリオの方が向いているのです。
土着的なリズムパターンでエスニックな雰囲気漂う「Flirt」です。分かりやすいフレージングです。ベヘラーノのソロも叙情的です。
トロンボーン奏者のフランク・ロソリーノ作曲「Blue Daniel」です。ジャズワルツでブルージーな展開のソロです。対するベヘラーノはリリカルでメカニカルなフレージングでアグレッシブに盛り上がります。
「Mean Streak」は高速4ビート。コード進行はポップで親しみやすいのですが、徐々に恐ろしいほどの早弾きパニックに突入します。負けじとベヘラーノもアグレッシブなソロを展開します。続くジョナサン・ブレイクもまた重量級のドラムソロです。
バラード「Heartstrings」はブルージーな雰囲気。基本的には、こっち系の人なのかな?奇をてらったフレージングも無く、しっとりと攻めます。ジャズギターの王道です。
「Malone Blues」は、スタンリー・ジョ−ダン(最近名前聞かないなぁ...。)状態のソロ弾きから重い3連ブルースに突入。このまま R&B 風に進むのかと思いきや、混沌の極地へ。うがっ。
- He Said What?
- I Saw You Do It
- Flirt
- Blue Daniel
- Mean Streak
- Heartstrings
- Malone Blues
- Russell Malone(g)
- Martin Bejerano(p)
- Tassili Bond(b)
- Johnathan Blake(ds)
- Rec.Sep.9〜11.2005.
- Maxjazz
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