Quick Links
▼English Page▼
Categories
がちゃがちゃエントリ
エントリをランダムに選んで表示します。 過去のエントリを見る
Deep's BlogPeople Link
Apple Store
Search
Amazon
Counter
XML/RSS Feed
Services
W3Cによる検証
統計情報
総エントリ数:
このカテゴリへのエントリ数: 最終更新日時: 2010-03-20 17:49 |
European Legacy/Franco Ambrosetti「Movies」を買い直してから何枚か買っているフランコ・アンブロゼッティです。 まだまだ元気な社長ですねぇ。当時59歳で息子のジャンルカ・アンブロゼッティとの親子競演となっております。この息子のソプラノが妙な音でヘンです(笑)。曲によってデュオやクインテット、ワンホーンカルテットといった構成で、バップからフリーまでとバラエティに富んだ内容です。アルバムを通しての統一感も散漫で曲も短いので、ボリュームの割には欲求不満の残る内容です。 「Concolation」はケニー・ホイーラーの名曲です。ソロピアノの部分が、とっても長いですが、非常に内省的なピアノとのデュオです。
「Waltzing With Flavia」はワルツと5拍子の混成で盛り上がる曲。ソプラノの音が変っ。リーブマンと言えばそうも聴くこともできますが...orz。ダニエル・ユメールのアグレッシブなドラムソロで終わり。男らしい。
ピアノとのデュオで美しいバラード「Tu Te laisse Aller」です。大きく旋律を唄うアンブロゼッティです。男の哀愁漂います。
「Suenos」はソプラノとの掛け合いのメロディーで叙情的に盛り上がるボサ風の曲。フリーキーな息子のソロから、おもむろに大きな旋律を奏でる父は荘厳さを感じさせます。フランソワ・ムタンのベースは素晴らしいの一言。
バラード「Leotine」は、殆どソロピアノ。後半になってミュートトランペットがちょっと入っているだけ。
アップテンポの「Don't Be Silli」はベースとのユニゾンが楽しい4ビートです。バッパー魂炸裂です。うなり声と共に強力にドライヴするダド・モローニがスリリングな展開のソロ。
「Flagellation,Too」はソプラノとドラムのフリージャズ状態の短い曲。たまげた。
「L'irriducibilita」は息子のワンホーンカルテットで浮遊感のあるバラードです。息子は、ちょっと雑かなぁ...。バックは最高なのに残念な感じ。
「Danny And Dado In Arlen」は曲名の通りモローニ とダニエル・ユメールのデュオ。とてもヨーロッパ的でキースのようなポップさもある良い演奏です。このアルバムで個人的にはイチオシの曲だったりします。フロント居ないぢゃん...
「Spherical Harmonics」は息子とのクインテットで奇妙なブルース。破壊と再構築の繰り返し、最後にやっとブルージーに終わる狂気の作品。やはり息子は饒舌すぎて、もっとコンパクトでも良いんじゃないかな?
「愛の讃歌」はベースとのデュオです。アンブロゼッティの大袈裟な節回しもスゴイが、ムタンの大きな唄い方が絶品です。ヨーロピアンらしいベースの鳴りです。
バラード「Si, Lo Sapero」はアンブロゼッティのワンホーンでモローニのリリカルなソロの後、直情的に盛り上がるアンブロゼッティです。この吹奏テクニックは驚きです。
「The Smart Went Crazy」は息子とのクインテットです。トラディショナルな事を真面目に演らない、何処まで本気なのか、この微妙な壊れ方が大好きなのです。が、息子は壊れすぎです...。
「Giro Giro Tondo」はソプラノのメロディーが哀愁の漂うピアノデュオで静かにエンディングです。
写真クリックでAmazonで試聴&詳細をみる |