Five For Fun/High Five Quintet
国内盤を注文したのでライヴには間に合わなかったのですが。

彼らのメジャーレーベルの選択はイタリアブルーノートなのでした。アメリカでもフランスでもなくイタリアって所に彼らの気合いが感じられます。自国のミュージシャンへの敬意とイタリアンジャズに拘りを持っているんじゃないでしょうか。そしてファブリッツィオ・ボッソを中心としたバカテクのテクニシャン揃いのバンド。高いクオリティの完成度です。
「アッ・オゥ」のカウント(掛け声?)で始まる1曲目からホレス・シルバー風ファンキージャズの「Five For Fun」でノリノリです。ボッソのプランジャーソロは、お約束で大炸裂です。やりすぎぢゃない(笑)?
シダー・ウォルトンの「Ojos De Rojo」はラテンチューンでクラブジャズ的な雰囲気も感じられます。ダンサブルです。長尺で縦横無尽のボッソのソロは、やはりカッコイイです。
揺らぐビートが心地よい「Così Come Sei」は5拍子で、ゆったりと漂うメロディーが印象的です。ルカのブルージーで、しなやかなフレージングが心に残ります。
「Pandaguru」も6/8拍子の優しい感じのする曲。ダニエル・スカナピエコの明快なソロが光ります。この曲は聴いたことあるハズなのに思い出せない。基本的に、このバンドは、そんな曲ばかりですね。
「Happy Stroll」はボッソの高速16分音符のフレージングに仰け反ります。一体全体どうやって吹いているんだか...。
「Estudio Misterioso」はボサバラード。3分ちょっと過ぎのボッソのグリスアップが強力です。練習しよ。
マッコイ・タイナーの「Inception」は高速マイナーブルースで炸裂です。バンド一丸となった熱い演奏です。ロレンツォ・トゥッチとのセカンドリフドラム合戦も最高!
7拍子の「Evan' Seven」はアレンジも凝っています。難しそう...。
「Nino's Flowers」はラテンリズムでクラブジャズにも似合いそうな反復フレーズで徐々に盛り上がっていくパターン。ですがフロント2人のバトルで混沌とした雰囲気は不良っぽいです。
「Naty」も、そのままニコラ・コンテのアルバムに入っていても不思議はないくらいポップでダンサブルな曲です。珍しく甘いトーンのフリューゲルを聴かせてくれるボッソです。が、やっぱり高速連射砲的な音列の嵐にノックアウトです。
- Five For Fun
- Ojos De Rojo
- Così Come Sei
- Pandaguru
- Happy Stroll
- Estudio Misterioso
- Inception
- Evan' Seven
- Nino's Flowers
- Naty
- Fabrizio Bosso(tp,flh)
- Daniele Scannapieco(ts)
- Luca Mannutza(p)
- Pietro Ciancaglini(b)
- Lorenzo Tucci(ds)
- Rec.Jan.8-10.2008.
- Blue Note
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