High Five Quintet @ Blue Note Tokyo
- Fabrizio Bosso(tp,flh)
- Daniele Scannapieco(ts)
- Luca Mannutza(p)
- Pietro Ciancaglini(b)
- Lorenzo Tucci(ds)
ダニエル・スカナピエコはロベルト・ ガットのライヴやリーダーアルバム「Lifetime」で聴いていてハイファイブクインテットでの演奏も生で聴いてみたいと思っていました。なにしろボッソは、ずっと追いかけていて初めて聴くのでワクワクしていました。店内は日曜日だけあって満席に近い大盛況。
「Five For Fun」からの選曲中心でした。当然予約してありますがまだ届いていないのです。が、オリジナル曲自体はハードバップの焼き直し系なので理解しやすくて楽しめました。「Passion Dance」のオープニング。これテーマがトランペットだと難しいんですよね。僕もライヴで演った事がありましたが手こずりました。さすがにテクニシャンのボッソです。サラッと演っちゃいます。クラブジャズ的なリズムでの「Footprints」は面白いアレンジ。テーマは当然ポリリズムで浮遊感があります。アドリブはファンクでノリノリです。ラストナンバー「Five For Fun」はハイファイブらしいバップチューン。ロレンツォ・トゥッチのレギュラーグリップでカクカク動くスタイルは笑っちゃいます。よくもアレで沢山叩けるなぁ。アンコールは再びマッコイで「Inception」です。ボッソのプランジャープレイも見事。跳躍する超絶技巧も炸裂して、これからって所で終了。
あ。あれ?なにか物足りない...。リズム隊もヨーロピアンらしい雰囲気でカッコイイ。ボッソは指が見えないくらいのスピードで凄まじいフレージングで強力。スカナピエコもブロウしまくっていた。ノーミスで堂々とした演奏で、あっと言う間に終わっちゃった感じ。音が脳みそをグルグル駆けめぐっていたのは確かなのだが。一番奥の席で聴いていたので音圧を直接感じられなかったからかな?ハードバップ好きなのは判るが、ここまで曲をパクッていると萎えるのも当然。でもジャズってコード進行借りて作る曲ばっかりじゃん。ならば何が必要なのかと考えると、スリルとサスペンスじゃないかな。今日は安心して聴いていられて逆にドキドキしなかったの。破綻に向かって突き進む大人げなさとか、自分の限界をさらけ出す破壊と再構築の展開といった熱気が欲しかったな。今回はブルーノート初日のステージなので(まだ時差ボケかな)これから炸裂していくんじゃないでしょうかね。そうなったらこのツワモノ達は無敵ハードバップバンドです。
偶然隣になったバカジャズ研の先輩達と BACK WOOD「丸太小屋食堂」で飲み直し。上品なライヴだったので逆に土臭い雰囲気の店内と豪快な料理にホッとしました。