Jazz Desire/High Five Quintet
今、イタリアンジャズが、熱いらしいぞ。ファブリッツィオ・ボッソを中心に、集まった若手(30代のおっさんが、若手って呼ばれちゃうジャズ界です・・・orz)によって結成されたバンド「ハイ・ファイヴ・クインテット」第2弾アルバム。

自身名義の「Rome After Midnight」も強力な演奏だったボッソですが、メンツを見るとニコラ・コンテの「Other Directions」と同じですな。ニコラ・コンテというと、クラブジャズの印象が強かったのですが、このブルーノートレーベルからのアルバムでは、正統派ジャズらしい事をやっていたりと、イタリアジャズ界の面白さが、伝わってきます。好きなこと演っている感じが、非常に自由で良い。
この作品は、強力なハードバップアルバム。おまけに、ニコラ・コンテのクラブジャズ・リミックスバージョンが収録されています。ここら辺も、にくいなぁ。
ライナー読んでいて知ったんですが、ボッソは、ジャンニ・バッソのビッグバンド出身だったんですね。
テナーのダニエル・スカナピエコのオリジナル「Conversation」は、ラテンリズムに乗って、爽やかに?スカナピエコ(言いにくい・・・)は、クラッシックの音楽学校出身だけあって、堅実な音です。執拗に繰り返されるテーマとフロント2管の混沌から、ルカ・マンヌトゥーザのソロが、非常に鮮やかなコントラストです。
ぶぁははは〜!クィーンの「Another one bites the dust」ですよ!ラテンかよっ!(笑)。ボッソのプランジャーソロって・・・また意表を突きます。で、スカナピエコにソロ交換直前、何故かブチ壊れるのも ≧∇≦ブハハハハハ。本家を知らない人は、いないと思うけど iTunes で試聴してみて下さいね。→
美しいフリューゲル&テナーのアンサンブルで聴かせるボサ「Libero」は、マンヌトゥーザのオリジナル。ひたすら美しいボッソのフリューゲル。スカナピエコも適度に抑制された音色で、大人ですねぇ。
ボッソのオリジナル「Dubai」は、超ハードバップ。6/8系ラテンビートから4ビートに突入して、信じられないバルカン機関砲並の光速フレーズとハイGをヒットさせる、燃えっぷり。私、気を失いかけました・・・。ロレンゾ・トゥッチのドラムソロは、的確な音選びで、聴いていて安心します。
いかにも、ヨーロッパ的な雰囲気の「Campagna」は、ベースのピエトロ・キアンガグリーニ(また言いにくい・・・)のオリジナル。マンヌトゥーザのソロでは、イキそうでイカない、この辺のバランス感覚は、見事です。
スカナピエコのオリジナル「Condado」は、爽やかな風をも感じさせる、ラテンもの。フリューゲルながらも、またもや、驚異的なソロを披露。いやはや、参りました・・・。
マンヌトゥーザのオリジナル「Shade of Gira」は、結構手の込んだ、いいアレンジです。スカナピエコのソロの後、いきなり16分音符で、切り込んでくるボッソ。ひぃぃ〜っ。びっくりするぢゃないかぁ・・・。素晴らしいリズム感です。
ボッソのオリジナルボサ「Wide Green Eyes」は、豊かなサウンドのフリューゲルを堪能しましょう。「
Once I Loved」を彷彿させます。
キアンガグリーニの落ち着いたミドルテンポの4ビートナンバー「The driver」は、スイング感アリマス。いなたい。
最後の2曲は、ニコラ・コンテによる「Conversation」のリミックス。Pierpaolo Bisogno のボンゴとパーカッションが入った「Nu-Jazz」バージョン。ダンサブルです。また、クラブD.J.達の人気になっちゃうのかしら?
- Conversation
- Another one bites the dust
- Libero
- Dubai
- Campagna
- Condado
- Shade of Gira
- Wide green eyes
- The driver
- Conversation (Nicola Conte New Jazz Version)
- Conversation (Nicola Conte New Jazz Club Mix)
- Fabrizio Bosso(tp)
- Daniele Scannapieco(ts)
- Luca Mannutza(p)
- Pietro Ciancaglini(b)
- Lorenzo Tucci(ds)
- Rec.Feb.2004.
- Via Vento Jazz
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