Rome After Midnight/Fabrizio Bosso
ファブリッツィオ・ボッソの新譜です。ジャズスタンダード特集。ちょっと、がっかりなのだが。
リーダーアルバムとしては、「Fast Flight」に次いで、2枚目になります。大した、アレンジもなく、淡々としたセッションです。これまで、ボッソの参加アルバムとして、エンリコ・ピェアヌンツィの「Evans Remembered 」、イリオ・デ・パウラとのボサノバデュオ「Once I Love 」、オルガンジャズなブルーノ・アーミネロの「Afro Blue 」、盟友ニコラ・コンテとの「Other Directions 」と聴いてきましたが、ジャズにとどまらず、コンテンポラリーなサウンドにも、挑戦している姿勢には、好感が持てます。そんなボッソなので、リーダーアルバムでは、オリジナルな独自のサウンドで勝負して欲しかった。カバーも良いんですけどね・・・。
と、苦言を申しておりますが、早速、愛聴盤となっております。ジャズジャイアンツ達の残した名曲が、イタリアンジャズの名手達によって、蘇るわけですから。もう、勉強になりますねぇ。正統派ハードバップな演奏です。選曲もアメリカのミュージシャンとは、ひと味違ったモノで、日本人と感性が近いのかな?なんて思ったりして。
クリフォード・ブラウンの虜になって、トランペットを手にして、7歳で音楽学校に入り、15歳で卒業しちゃったスーパーテクニシャンなボッソのプレイは、そりゃもう圧巻です。トランペットらしい迫力のあるサウンドです。上から下まで、綺麗に鳴りますなぁ。初っぱなの「Eye Of The Hurricane」で、火の出るような演奏というか、バルカン砲のような、連射砲アドリブライン・・・。3の「Honeysuckle Rose」のコケティッシュな奏法。6のバラード「You Don't Know What Love Is」なんて、繊細で心に染みるサウンド。どれを、とっても最高です。そして、注目なのは、大人気ピアニストのマイク・メリロの参加。見事!
- Eye Of The Hrricane
- Ceora
- Honeysuckle Rose
- Road Song
- Johnny Comes Lately
- You Don't Know What Love Is
- Birdlike
- Have You Met Miss Jones
- Crisis
- There Is No A Greater Love
- I Remember April
- Fabrizio Bosso(tp,flh)
- Daniele Scannapieco(ts)
- Mike Melillo(p)
- Massimo Moriconi(b)
- Lorenzo Tucci(ds)