Moanin'/Manhattan Jazz Orchestra
新譜に続いてチャリートのアルバムがリリースされて、折角なので、テープでは持っていたのですが、M.J.O. のアルバムを、まとめて買ってみたわけです。

マンハッタン・ジャズ・クィンテットのヒットに気をよくしたバブル期の日本レコード会社が、N.Y.スタープレイヤーを集めてビッグバンドを作ったわけです。それまでのマンハッタン・ジャズ・クィンテットのアルバムからピックアップして、ビッグバンドで演ってみましょう。と言うことで。あれよあれよという間に17年。
当時は、ビッグバンドなんてジャズじゃないなんて思っていたヲタクだったのですが・・・。ただの勉強不足の坊やでした。確かに、日本人受けしそうな売れ筋アルバムを連発していて、食傷気味なバンドなのですが、逆に、その安定感が魅力なのかも?このアルバムが、そんなビッグバンドの1枚目だったのです。マンハッタン・ジャズ・クィンテットの拡張版といった印象です。クィンテットの演奏と聴き比べてみるのも一興です。
同名アルバムからの「Caravan」は、疾走感溢れる爽快な演奏です。ルー・ソロフとクリス・ハンターの繰り広げるソロパートの緊張感はゾクゾクします。当時のジョン・ファディスの若々しいリードが新鮮で、キレがありますね。
同名アルバムからの「My Funny Valentine」は、ジョージ・ヤングをフューチュアして、マンハッタン・ジャズ・クィンテット風な趣です。コンボ中心に大編成なバッキングとソリをくっつけました的な、お手軽アレンジですな。なんか、ビッグコンボ的なノリで、この位の、お気軽さも好きですね。
ルー先生のフィーチュアで、デビューアルバムの「
Manhattan Jazz Quintet」から「Summertime」です。前曲のように、コンボ演奏から、徐々に多管編成になって盛り上がります。が、それ以上にジョージ・ヤングのソロが、キレます。初期のM.J.Q.オリジナルメンバーで、巧いんだかヘタなんだか、よく分からない、独特の魅力のある人でしたね。
同名アルバムから「The Sidewinder」です。歯切れの良いユニゾンソリが印象的です。まだこの頃は、チューバが居ないのですが、かわりに、ホルンが面白い効果を加えています。
「
The Sidewinder」から「Big Apple Jam」も、クィンテット プラス 大勢 みたいな感じです。このオリジナル曲は、今聴いても、カッコイイです。
同名アルバムから「Autumn Leaves」です。やはり基本的なアレンジは M.J.Q. の雰囲気なんですが、木管群と低音族の対比が、見事なコントラストを生み出していますね。
- Caravan
- Moanin'
- My Funny Valentine
- Summertime
- The Sidewinder
- Big Apple Jam
- Autumn Leaves
- (tp)Lew Soloff,Joe Shepley,Alan Rubin,Jon Faddis,Bob Milliken,Earl Gardener,Tony Kadleck,Randy Brecker
- (tb)Jimmy Pugh,Urbie Green,Birch Johnson,Keith O'quinn
- (btb)Paul Faulice,Dave Taylor
- (as)Chris Hunter,Dick Oatts
- (ts)George Young,Lawrence Feldman
- (bcl)Roger Rosenberg
- (frh)John Clark,Fred Griffen
- (arr,p)David Matthews
- (b)Chip Jackson
- (ds)Danny Gottlieb,Dave Weckl
- (g)Hiram Bullock
- Rec.Aug.12,15,21.1989.
- Paddle Wheel
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