Prime Time/Louis Bellson

お目当てはブルー・ミッチェルの参加です。


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リーダー作「Stablemates」と同年の録音です。アルバム後半のジャズファンクが、なかなか良いのです。晩年、ジャズ界の激動の中にあって、自己名義ではハードバップ作を遺しながらも、一方では時代の先端にあり続けていたのだなぁと、感慨にふけってしまう一枚です。

ミッチェルは、ルイ・ベルソンのビッグバンドにも参加していて、旧知の仲。このベルソンさんは、強力な名ドラマーだったりします。ベニー・グッドマン、ハリー・ジェイムズ、トミー・ドーシー、デューク・エリントン・オーケストラ、カウント・ベイシー・バンドに参加していたという、とてつもない名手です。知りませんでしたぁ...。このアルバムでも、あり得ないくらいのテクニックの持ち主だという事が分かります。

ジョー・ヘンダーソンの「Step Lightly」。ミッチェルの愛奏曲です。「The Thing To Do」「Step Lightly」など、沢山録音しています。
アップテンポのオリジナル循環もの「Space Ship 2」の、こもった感じのスネアが独特です。タイトで気持ちいい。
メドレーです。ミッチェルがスマートにサラッと歌い上げる「I Remember Clifford」。ピート・クリストリーブのテナーサウンドがシブイ「With You in Mind」。ロス・トンプキンスのピアノで「What's New」と続きます。
ベルソンの超絶技巧のドラムソロから、超高速「Cotton Tail」に突入です。目が回ります。ひぇ〜!エンディングのドラムソロも千手観音状態...。
いきなりオリジナルボサの「Let Me Dream」と、ガラリと雰囲気が変わります。エレピとカッティングギターにミュートトランペットとテナーのメロディがオシャレ。'70年代のハヤリものに乗ったって感じですが、これが、意外に良いのです。ミッチェルの、このリラックスした雰囲気は、なかなか聴けません。
うおっと!続いてクリストリーブのオリジナル「Thrash-In」も、どファンクだったり。全く古さを感じない所は、最近の Nu-Jazz の音って、コレなのだな。と納得。ミッチェルは、かなり張った音を吹いている感じ。これも、他じゃなかなか聴けない力演といった所です。
ガレスピーの「And Then She Stopped」も可愛らしい感じのラテンものに仕上がっています。ギターのカッティング(バンジョーっぽい)とラテンパーカッション、浮遊感のあるエレピの音色にバッピッシュなアドリブが展開されるのは、小気味良いのです。
ミッチェルの「Collaborations」は、聴いたことがない曲。このアルバムの為に作ったんでしょうか。ボサ風の小品といったところ。変則的な小節数ながら、美しく流れるメロディとコードは絶妙。アドリブも短いながらも思わず唸ってしまうフレージングです。
  1. Step Lightly
  2. Space Ship 2
  3. Medley: I Remember Clifford/With You in Mind/What's New
  4. Cotton Tail
  5. Let Me Dream
  6. Thrash-In
  7. And Then She Stopped
  8. Collaborations
  • Pete Christlieb(ts)
  • Blue Mitchell(tp)
  • Bob Bain(g)
  • Ross Tompkins(p)
  • John Williams(b)
  • Louie Bellson(ds)
  • Emil Richards(per)
  • Rec.Nov.3〜4.1977.
  • Concord Jazz

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2007年01月18日 (木) at 15:50



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