Taking Chances - Live at the Dakota/Terell Stafford Quintet

去年のライヴでは、お仕事バンドながらも、ブリリアントな音を聴かせてくれて、ますます好きになったテレル・スタフォードです。録音も非常に良くて、最初の歓声が聞こえてくるまでライヴだって忘れていた程の完成度です。リラックスした中にもガチンコ勝負のインタープレイと観客との一体感が素晴らしいのです。あ〜。最近こういうライヴに出会っていないなぁ...。
ベースとドラムの人は若手なのかな?全然知らないんですが。ティム・ワーフィールドがソプラノばかりで、ちょっと食傷気味になります。クリスクロスの録音のように骨太なテナーを期待したのですが。やはり、スタフォードの実力が、頭ひとつ飛び出している感じです。
スタフォードのオリジナル「A Nick off the Mark」はアフロなリズムで盛り上がります。メロウな雰囲気の旋律が意外な感じ。
ピアノのブルース・バースの「Pegasus」はワルツと4ビートの複合リズム。スローでロマンチックなメロディーが可愛いらしいのです。
スタンダードの「Taking a Chance on Love」は土着的なアーバンなリズムで。ティム・ワーフィールドのソプラノが舞うように唄います。スタフォードもフリューゲルです。
不気味なポリリズムで始まる「Jesus Loves Me」は「Jesus Loves Me, This I Know」という賛美歌です。が、日本の童謡「シャボン玉飛んだ」のメロディーに酷似している事で有名です。中山晋平がパクッた?この曲でスタフォードがアグレッシヴで素晴らしいアドリブを取ります。観客も絶叫です。
「Blues for J.T.」はスタフォードのオリジナルブルース。ファンクリズムで爆走します。男気あふれるロングトーンに「イェーィ!」
バラード「Old Folks」はミュートプレイのワンホーンでしっとりと。的確で分かりやすい音選びに好感が持てます。
ドラムのダナ・ホールのオリジナル「Paper Trail」は、パーカッシブな曲調。ここでは、テナーを吹くワーフィールドです。テナーの方が良いんじゃない?スタフォードはファーストスイングで畳みかけるような力業で盛り上がりまくるケモノです。
ワーフィールドのオリジナル「Shake It for Me」は、トリッキーなリズムパターンのブルースからファンキーなソロ。こういう芸風は、うけますね。
- A Nick off the Mark
- Pegasus
- Taking a Chance on Love
- Jesus Loves Me
- Blues for J.T.
- Old Folks
- Paper Trail
- Shake It for Me
- Terell Stafford(tp,flh,arr)
- Tim Warfield(ts,ss)
- Bruce Barth(p)
- Derrick Hodge(b)
- Dana Hall(ds)
- Rec.Jun.13〜15.2005.
- Maxjazz
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