Trumpet Legacy/Fabrizio BossoーFlavio Boltro Quintet
新進気鋭イタリアンジャズトランペットのファブリッツィオ・ボッソとフラヴィオ・ボルトロのラッパ対決!

トランペットマスターの名曲を集めています。イタリア語は舌の動きがトランペットのタンギングに最適!という話もありますが、凄まじいテクニックです。DVDも出ているみたい。あまりに流麗で上手すぎて飽きちゃうってのもホントの話...。ピアノとドラムはHigh Five Quintetと同じです。
ウディ・ショウの「Moontrane」はラリー・ヤングの「
Unity」が本家かな。最近ではジョン・ラ・バーベラの「
Fantazm」でもカッコイイビッグバンドアレンジでした。アップテンポの4ビートで疾走します。ハモリもバッチリ。ピアノのルカ・マヌッツアも良いソロです。
トランペットデュオから始まるボッソ作曲の「Woman's Glance」はミドルテンポのリラックスした雰囲気です。ルカ・ブルガレリの端正なベースソロから徐々に細かい音符で盛り上がっていくボッソ。16分音符連射と跳躍の超絶技巧。なにも、そこまで息継ぎしないで吹かんでもエエやん...。
クリフォード・ブラウンの「
Clifford Brown & Max Roach」の「Daahoud」です。既に完成形とも言える美しい曲なのでアレンジもそのまま。ボッソに比べて、ちょっとダークな音色のボルトロのスイング感と歌心には感心させられます。勿論、凄いテクニック。
「Little Sunflower」はフレディーハバードの「
Backlash」からの名曲。エンディングのトランペットバトルでマヌッツアの空間を作るバッキングにも注目です。
ウィントン・マルサリスの「
Black Codes」から「Delfeayo's Dilemma」です。新伝承派のニュースタンダードといったところ。ここら辺は熱演の両雄です。聴いていて、楽しい演奏です。
次はボッソのワンホーンでルイ・アームストロングの「Big Butter And Eggman」です。ユーモラスな雰囲気ですが美しいタンギングにビックリします。もっと濃い雰囲気でも良いと思いますが...白人っぽくサラッと唄っています。
ボッソがアレンジを担当したデキシーランドジャズの「Whoopin' Blues」はニューオリンズの人達に捧げられています。若き日のニコラス・ペイトンも「
Gumbo Nouveau」で取り上げていたので聴き覚えがありました。ボッソのプランジャーとオープンのボルトロのバトル。意外と直情的なソロを取るボッソと正攻法なボルトロ のやりとりは某ジャズ研のセッションみたいです。
ケニー・ドーハムの「
Quiet Kenny」から「Lotus Blossom」を高速4ビートで。無理矢理音符を押し込めるような音数勝負のバトル。ひょえ〜。マヌッツアも負けずに凄いソロ。
ボルトロ作の「First Smile-Jazz A Doc」は奇妙奇天烈な曲です。静かなピアノトリオで始まって、2管アンサンブルのゆったりとした旋律をそれぞれのアドリブを挟みながら繰り返します。突然、ロレンツォ・トゥッチのドラムソロから全員ユニゾンのメカニカルな光速フレーズ。リバースエフェクトでカットアウト。あらま。
マイルス・デイビス「
E.S.P」から「Eighty One」は、ボルトロのミュートトランペットから、いい雰囲気で始まります。クールで迫力のソロです。ボッソはペダルトーンまでよく鳴らしますな。
- Moontrane
- Woman's Glance
- Daahoud
- Little Sunflower
- Delfeayo's Dilemma
- Everything Happens To Me
- Big Butter And Eggman
- Whoopin' Blues
- Lotus Blossom
- First Smile-Jazz A Doc
- Eighty One
- Fabrizio Bosso(tp)
- Flavio Boltro(tp)
- Luca Mannutza(p)
- Luca Bulgarelli(b)
- Lorenzo Tucci(ds)
- Rec.Oct.3,4.2005.
- Soundhills
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