Live in New York/The Uptown Quintet
オリジナルを3曲提供しているピアノのスパイク・ウィルナーがリーダーなのかな?50年代ファンキー・ジャズを彷彿とさせるライヴです。

イアン・ヘンドリクソン・スミス(as)とライアン・カイザー(tp)のフロント陣に、活きの良い若手が古典的なジャズを演っている訳です。ベースのバラク・モリは日系かな?エリック・リードの「Happiness」やデビッド・ヘイゼルタインの Full House というグループでの 「Champagne Taste」なんかでポップでファンキーなベースを弾いていたりします。ドラムのチャールズ・ルッジエロ(?読めない...)は初めて聴きますが、なんとオッサン臭いこと!フィリー・ジョーやブレイキーが大好物な方にはオススメ。
このライヴ録音の店「Smoke」は大御所から新進気鋭のミュージシャンが出演するニューヨークのジャズシーンのホットなスポットとなっているようです。スミスのリーダーアルバム「Still Smokin'」や前出のデビッド・ヘイゼルタインのアルバム、ワンフォーオールの「Live at Smoke」など沢山のライヴアルバムが録音されています。エリック・アレキサンダー(ts)などのジャズメンの根城と化しているようです。ですが、このアルバムは残念な事に録音がメチャクチャなんだよな。ライアンのマイクがフォルテで割れちゃっているんだもの...orz。
スミスのオリジナル「O'Cleary's Shuffle」は、ミドルテンポのマイナーブルース。ライアンのソロでのドラムの派手なバッキングには、のけ反ります。いぇ〜い!ブレイキーバンドみたいです。
ウィルナーのオリジナル「In the Kitchen」はアップテンポでトリッキーなテーマのブルース。お得意の奇天烈フレーズで切り込んでくるライアン、ジャッキー・マクリーン風のフレージングで盛り上がるスミスさん。聴衆の盛り上がりも最高潮です。
次もウィルナーのオリジナルでバラードの「A Foolish Lament」は3連ノリの粘るリズムが魅力です。バックに煽られるように、珍しく力業で応酬するライアンです。
「Sweet Pumpkin」はライアンのアルバム「
Battle Cry」でも取り上げていたブルー・ミッチェルの名盤「
Blue's Moods」からの曲。オリジナルに忠実に再演しております。この曲は僕も大好きで、よく練習したもんだ...。
続いてライアンのアルバム「
The Dream」からボサリズムの「Calypso Cove」です。オリジナルよりもかなり早いテンポでノリ気味です。ウィルナーの上品なソロが光ります。
ソニー・クラークの「Blue Minor」はアップテンポで元気よく演っています。ライアンのハラヒレ度が高すぎて、よく判らん...。ハイノートとかスゴイのは判るんですけれどもね。マクリーンにクリソツなスミスは、それっぽくてとても良い感じ。ウィルナーもスインギーで格好いいソロです。
ウィルナーのオリジナル「Joyful Abandon」はミドルテンポのブルーノートレーベルと聴きまごう程に、いなたいブルーな曲です。ジャズメッセンジャーズなの?みたいな。といっても11小節×4という変態さに造り込んであります。
- O'Cleary's Shuffle
- In the Kitchen
- A Foolish Lament
- Sweet Pumpkin
- Calypso Cove
- Blue Minor
- Joyful Abandon
- Ryan Kisor(tp)
- Ian Hendrickson-Smith(as)
- Spike Wilner(p)
- Barak Mori(b)
- Charles Ruggiero(ds)
- Rec.Apr.26.2004.
- Cellar Live
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