Balkan Connection/Dusko Goykovich

enja レーベル復刻3枚目です。ゴイコヴィッチ念願のビッグバンド録音。「Soul Connection」「Bebop City」は、N.Y.ミュージシャンとの競演企画でしたが、ヨーロッパのミュージシャンとの、初のリーダービックバンド。なんてったって、バルカン・コネクションだもん。


Balkan Connectionimage

本拠地ドイツのミュンヘン録音です。実は、ゴイコヴィッチは、渡米後、メイナード・ファーガソン、ウディ・ハーマンなどの、名門ビッグバンドを渡り歩いてきた強者です。念願のビッグバンドを結成し、自らの音楽世界のスケールを拡張しています。レギュラーメンバーだけあって、譜面の理解度も高く、まとまったアンサンブルを聴かせてくれます。来日時には、同行しているメンバーもいるだけに、息もぴったりです。

  1. クラシカルスパニッシュな雰囲気で、始まります。混沌と静寂。アレンジの妙が光ります。
  2. スタンダードバラードナンバー。ハーマンでメロディーを奏でるゴイコヴィッチです。テーマでは、珍しく大きめのビブラートで唄い込みます。
  3. これ、ホントにヨーロッパのバンド?みたいな、バップチューン。ブラスアンサンブルが、ちょっと、もっさりしているので、それとバレてしまいますが。ゴイコヴィッチのフリューゲルソロ、導入部は「Candy」のリフでって、こういう技は得意ですね。続く、トニー・ラカトシュ。見事なバッパーぶりです。白熱していますね。4バースなんか、圧巻です。
  4. なんだよ。ベイシーのリルダーリンみたいな、リフのバラードです。しかし、いなたい。ヨーロッパ特有の柔らかいアンサンブルは、こんな曲にはバッチリですね。ジャンニ・バッソのテナーソロが、泣けます。
  5. バルカンです。ガンキャノンの腕バルカン砲が好きでした・・・。モード手法の曲なんですが、テーマ部のラテンリズムのアンサンブルなんか、格好いいですね。今度は「You'd Be So〜」のメロディーで、ソロに入るゴイコヴィッチ。ミケリッチも良いソロを取っています。
  6. バラードの名曲です。また、ハーマンなんですけど、ちょっとビブラート大きすぎない?ストレートに吹いた方が、彼らしくて好きなんですが。
  7. Soul Connection」のビッグバンド焼き直し版みたいな曲。ミケリッチが大フューチュァされております。アンサンブルでは、バリトンとバストロが、良い味だしています。やっぱり楽器を、鳴らす技術は高し。
  8. トニー・ラカトシュをフューチュァしたバラード。見事なアンサンブルは聞きものです。
  9. 5拍子で哀愁たっぷりなメロディーが、印象的な曲です。変拍子でも崩れることなく、流れるようなアドリブラインで、吹き倒すゴイコヴィッチは、流石です。
  10. いかにも、ヨーロッパ的な優雅なバラード。どっぷり、この雰囲気に浸かってください。ハーマンミュートで内省的なソロを取るゴイコヴィッチです。素晴らしい。
  1. Doboy
  2. You're My Everything
  3. Bopper
  4. Manhattan Mood
  5. Balkan Blue
  6. You Don't Know What Love Is
  7. Handful O' Soul
  8. Why Not You
  9. Nights of Skopje
  10. Nella
  • (tp,flh,arr)Dusko Goykovich
  • (tp)Thomas Bendzko
  • (tp)Gil Kaupp
  • (tp)Tom Howard
  • (tp)Joe Rivera
  • (tb)Eberhard Budziat
  • (tb)Uli Plettendorf
  • (tb)Michael Köhler
  • (btb)Rainer Müller
  • (as)Thomas Bouterwek
  • (as)Peter Peuker
  • (ts)Gianni Basso
  • (ts)Tony Lakatos
  • (bs)Michael Lutzeier
  • (p)Peter Mihelic
  • (b)Luigi Trussardi
  • (ds)Ratko Divyak
  • May.9,10.1995.
  • enja

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2004年07月18日 (日) at 20:41



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