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このカテゴリへのエントリ数: 最終更新日時: 2010-03-20 17:49 |
Tokyo 1961 & London 1965/Art Blakey & the Jazz Messengers (DVD)1961年の東京と1965年のロンドンで TV 収録されたメッセンジャーズのビデオです。 TBS の収録では原信夫とシャープス&フラッツが2曲競演しております。まぁ画質が悪いし遠くなので誰が誰なのか分からないんですが、当時のスタイリッシュなバンドマンっぷりが伺えます。細身のパンツにスーツをバシッっと決めてボタンダウンのシャツに細いタイ。うーんカッコイイ。日本勢は白タキか...。 60年代初頭の代表的な連作「Pisces」「Roots and Herbs」 「The Freedom Rider」「The Witch Doctor」の録音直前なのですが、日本収録の方はそれまでのファンキー路線を維持した大衆向けの音楽に終始していてイマイチです。「The Summit」なんかも演っていますが、モーニンとかもう古くさいとか思いつつ「日本人相手だから、しょうがないか」てな感じですね。20年前まで戦争してたんですし、ロンドンと東京のスタジオ設備を比べると泣けてしまうんです。コラムを読むと、新しい音楽の入手が難しかった当時ですから日本人は大騒ぎだったらしいですけど。 ウェイン・ショーターのモード色の濃い「The Summit」から。リリシズム漂うショーターに対してバピッシュでハイノート中心に熱いソロを展開するモーガン。かっちょいいぞ。
ボビー・ティモンズのいなたいスイング「Dat Dere」です。ブレイキー色が濃いマーチ風スイングですね。ブルージーなソロのモーガン。
「A Night in Tunisia」で炸裂します。モーガンがマラカス、ショーターがクラヴェスだったのか。映像で観て初めて分かりました。ブレイキーは口開けてるのは知ってました...。
リー・モーガンの「Yama」ではショーターが白目むいて吹いていて気持ち悪い...。
シャープスアンドフラッツがバックで「Moanin'」です。1発目の音から気合い一発で勢いがありますね。マイクが2本ぶら下がっているだけの一発録りなのですが、良く録れているなぁ。昔の録音技師の職人技を感じます。
「Blues March」もシャープスアンドフラッツがバックで競演です。脱ハードバップのアプローチを聴かせるショーター。シャープスアンドフラッツの爆音に熱くなるモーガンが面白い。
ここから4年後のロンドンでの収録です。ショーターが抜けて過渡期に突入したあたりですかね。モーガンの奏法がかなり変わってきているのが分かります。髪の毛も伸びてキューピーみたい。曲はショーターの「On the Ginza」から。
モーガンのバラード「Lament for Stacy」はミュートプレイでリリカルに。
カーティス・フラーの「The Egyptian」フリー系に突入しかけるジョン・ギルモアに対し正攻法で攻めるモーガン。ちと追いつけない...。音楽的な限界が見えますね。
ジョン・ギルモアをフューチュアしてバラードの「I Can't Get Started」です。正統派テナーマンっぷりです。
ブレイキーの「Buhaina's Delight」で〆。バッピシュな印象です。そんな中、ジョン・ヒックスがサウンド重視のアイディアで新しい方向性を模索しているように感じます。
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