Randy in Brasil/Randy Brecker

とは云っても色々なセッションに顔は出している訳ですがね。ゲストではなく名前が全面に出ているモノでは、ピレネーズ・ジャズオーケストラとの競演「Transatlantic connection」ビル・エヴァンスとの疑似ブレッカーズ「Soulbop Band」モノホン最後のブレッカーブラザーズライヴ「Some Skunk Funk」と、過去のブレッカーブラザーズのアレンジ競演ライヴもので、お茶を濁してきた感のあるランディですが、今回はリーダー名義のアルバムです。ヒップホップかと思いきや意外にもブラジルラテンもので攻めてきました。しかしランディのことですからボサノバとかじゃなくてラテンフュージョンといった雰囲気でポップな仕上がりです。
ジャヴァンの「Pedro Brasil」はソプラノサックスと流麗なメロディー交換でゆったりまったり。
「Ile Aye」はラテンファンクといった感じの元気いっぱい16ビート。ランディ節炸裂してます。うひゃひゃ。
イリアーヌとの夫婦バンド(この頃は離婚してたっけ?)「
Amanda」に入っていた「Guaruja」はブラジルのアンニュイな雰囲気。フランク・マントゥースのビッグバンド「
A Miracle」でも聴けます。
「Me Leve」は懐かしいサウンドですね。ギターのカッティングとかフェイザーかけたラッパとか。ブレッカーズの唄モノのバックトラックみたい。
怪しげなサウンドで始まる「Malasia」は6/8で、浮遊感のあるコードで独特の世界です。
フルートとか鳴っちゃってオカルト的な導入から始まり、ファンクリズムと交錯する「Oriente」は分裂症的な逸品。完全に、おかしいよ。この人達...。
「Maca」は単調なメロディーですが、フルートのアンサンブルが印象的です。時折半音コードの変化にドキッとします。
「Olhos Puxados」はハーモニックマイナースケールが効いているぜ!とジャズオタクはつぶやく事でしょう。
「Rebento」はクラブジャズ的なバックトラックが妙に浮いているのが気になって仕様がないのです。コレ要らないよ。ストレートなボサにしたくなかったのは判るんですけどね。
「Fazendo Hora」は、ゆったりとしたボサで、いかにもランディらしい意表を突くメロディーラインなのですが、これが自然に聞こえてしまうんですよね。不思議だ。
シンセベースかよ!って突っ込む「Aiaiai」も、とっても懐かしい感じです。シンプルなメロディーで変態なサウンドがイカします(笑)。
- Pedro Brasil
- Ile Aye
- Guaruja
- Me Leve
- Malasia
- Sambop
- Oriente
- Maca
- Olhos Puxados
- Rebento
- Fazendo Hora
- Aiaiai
- Randy Brecker(tp)
- Teco Cardoso(fl,as,bs,ss,ts)
- Ruria Duprat(p,arr,key,vo)
- Da Lua(per)
- Sizao Machado(b)
- Andre Mehmari(p)
- Joao Parahyba(per)
- Gilson Peranzzetta(p)
- Edu Ribeiro(ds)
- Robertinho Silva(ds)
- Ricardo Silveira(g)
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