Elis Regina in London/Elis Regina

イン・ロンドンimage

ロンドンオリンピックが盛り上がっていますが、ブラジル娘がロンドンで、はじけているラティーノミュージックを、このクソ暑い中に聴くと何故かアガりまっすよ!という愉快なロンドン楽しいロンドンつながりのアルバムです。英国のロンドンも、日本の愉快なロンドン楽しいロンドンも行った事無いですけど…。このネタは判らん若者も多いだろうなぁ。

豪華なオーケストラものなのですが、リズミックな R&B ファンクというかクラブミュージックです。今の音楽と何も変わらないような新しさが ’69年の時点で出来上がっていた訳で、この頃のムーブメントには、かなわないというか、もっと頑張らねばというか…。それよりも、こっち方面の名盤に、めっぽう疎い私の不勉強も反省します。

リマスターされて再発されたのですが、音質などは今の技術に負けているのは仕方が無いのですね。しかしながら、この音の持つ力は何なのだと。このアルバムはロンドン滞在中の数日でオーケストラと一緒にヴォーカルも録音した一発録音で完成させたそうで。やっぱりねぇ。グルーヴがスゴイです。細かいメンツが分からないのですが、ソリストも充実の出来映えで、エリス嬢もノリノリで唄っておるのですよ。「Se Você Pensa」のイントロなんて、もうキタ━(゚∀゚)━! な感じで腰を浮かす事請け合いです。ミッシェル・ルグランの映画音楽で有名な「シェルブールの雨傘」の唄ですが、完全にクラブ状態です。行った事無いですけど…。「Upa Neguinho」もブラジリアン魂の炸裂で、楽しすぎます。当時のシャレオツ最前線であったであろうジョビンのボサノバもゴリゴリにしちゃってますよ。んな事云って「Você」は心地よいボサで攻めてきたりでニクイ。聴いていて全然飽きません。このアルバムのブリブリベーシストが誰なのか凄く気になります。読めないし…。

ブラジルの高い空と青い海が眼前に広がるようであります。行った事無いですけど…。

  1. Corrida de Jangada
  2. A Time for Love
  3. Se Você Pensa
  4. Giro
  5. A Volta
  6. Zazueira
  7. Upa, Neguinho
  8. Watch What Happens
  9. Wave
  10. How Insensitive
  11. Você
  12. O Barquinho
  • Elis Regina(vo)
  • with accompaniment directed by Peter Knight
  • Rec.1969
  • Universal

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です