続)あれは、つばではないのだ。

やっと、ヤマハが、飛沫実験をしてくれました。

ヤマハ | 管楽器・教育楽器の飛沫可視化実験

やっぱりね。トランペットに関しては、マウスピースの飛沫は直線的なので、飛沫防止対策は簡単ですね。やはり、ウォーターキーからの、飛沫が問題です。高濃度飛沫での、濃厚接触には、ならないので、感染リスクは低いのですが、いちいち科学的に、トーシロ相手に、説明するのが、面倒なので、対策をとった方が、手っ取り早いと思います。

床からの、エアロゾルが、一番の心配なので、「あれは、つばではないのだ。 | Deep’s Blog」で、対策をとりました。さぁ、ウォーターキーからの、直接的な飛沫は?気にする人は、いるのですよ。

  • ステージで、水抜きしない。
  • 水抜きの時は、シートに超超超超近づける。
  • ウォーターキーにマスクをつける。

以上の対策が、考えられます。お!?ヤマハさん。今すぐ、水抜き用ミニミニマスクを、作ってください。大至急!

そんなわけで、ハンカチやタオルで、ガードして、水抜きするのが、金管楽器ウィズコロナライフなのでしょうか?そして、水抜きしたら、手洗いってか?

あれは、つばではないのだ。

合唱が、ヤバイというアナタ。接触挨拶、休憩時の談笑からの感染…。仲良しの合唱団なんだね。管楽器の朝顔から、ウイルスが、びゅーっと、拡散するイメージを、お持ちのアナタ。全然飛びません。という実験結果です。

ミュンヘン防衛大学での調べで、空気感染する可能性は少ないとコメントしています。
https://www.swr.de/swr2/musik-klassik/kirchenmusik-im-abseits-100.html

3月にベルリンのドーム合唱団で50名の集団感染が起きました。この状況を調べていたミュンヘン防衛大学は、歌は咳やくしゃみと違い、空中に細菌をばら撒く濃度が違う。空中感染というよりも、特に接触挨拶が盛んな合唱団の慣習、休憩時の談笑から起こる感染の可能性が高い、としています。

動画では、1.人間の普通の呼吸、2.叫び声、歌、トランペットでの空気の動きは限定的。ファゴットでは1m。フルートでは1m。次にマスクをかけない場合とかけた場合の違
い。結論として歌と大きな管楽器はよく換気された部屋で、1,5メートルの人との間隔を保てば感染確率は低い、という事です。木管楽器に関しては薄い布のような物で防御する事を推奨。
by ドイツより(コロナ関連) – オーケストラ再開への道|福田洋介|note

トランペットの、ウォーターキーから出てくる液体は、ツバだと思っているアナタ。あの液体は、呼気の水蒸気なのだよ。ということで、上気管からの呼気にウイルスが、含まれているかもしれない水蒸気(あれは、つばではない)の処理は、ウィズコロナ問題になりますね。

以前は、全く気にしていなくて、あたり構わず、たらたらやっていたのです。床から飛散するエアロゾルが、やばいという話も、聞くのです。そして、気にする人も、いるだろうし。空気感染の可能性は、低いのですよと、科学的に説明するのも、面倒臭いのでね。

自宅の防音室では、今までは、アマゾンからの、宅配の緩衝材として、入っていた、大量の模造紙を、床に、しいていました。さて、金管楽器用のバンドマットimageも、売っているのですが、これ、小さいのね。ウォーターキーを、近づけて、確実に、狙わないと、命中しません。よく、みんなが、使っている、おむつ状の、ペットシートは、大きくて、いいんだけれども。いくらなんでも、ステージに置いておくには、かっこ悪い。そして、使い捨ては、エコでない。

そんでもって、繰り返し洗えるペットシーツimageってのを、買ってみました。ベージュにしたんだけども、色の変化も、目立たなくて、吸収も早くて、すばらしい。Sで十分な大きさです。僕は、大きいものを買って、カットして使っています。

ライフウィズコロナ

なんでも、横文字にすんな!って、言われちゃうね。

緊急事態宣言が、全国的に解除されました。新型コロナウイルスがなくなったわけではないと、首長達も記者会見で言っておりますな。これからが、問題。

6月から、音楽学校のレッスンも、全面的に再開するようです。感染症対策は、それぞれ、十分すぎるほど工夫しております。レッスン室には、生徒と先生の間に、ビニールシートの仕切りがあったり、いたるところに空気清浄機が、あったり。個人でも、手洗いなど、気をつけるように心がけましょう。

ライヴハウスも、徐々に、再開していくでしょう。こちらも、観客を減らしたり、換気なり、今まで以上に、対策を、たてています。といっても、僕の関係する所は、世間で言うライブハウスではなく、正確にはジャズバーなのですが。ほとんどが、密にならない。残念ながら。

これからは、まさにウィズコロナの新世界ですね。音楽業界は、元に戻るかどうか、先は見通せない状態です。ホール公演は、まだまだ先でしょうし。経営が、厳しい、ライヴハウスの閉店は、これからも続くと、思います。残念ですが、老舗のお店が、何軒も、閉店しています。

娯楽業は、不景気の波に飲まれるのは、一番早くて、復旧は、一番最後。震災や、バブル崩壊や、天皇崩御の自粛などと、今までの経験からの、肌感覚です。特に、東日本大震災からは、復旧せずそのままで、9年経った状態です。そこに、コロナ騒動だったので、もともと弱っていた状態に、とどめを刺された、お店も多かったようです。

スピード感を持って!と、政府は、言っておるわけですが、全くもって遅い!お・そ・い!!世襲坊ちゃん政治家達は、商売が、お分かりでないのでしょうね。

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吹けるね。

とはいえ、持続化給付金は、ギリで、助かりました。ありがとうございました。

さて、これから、どうしてやろうかと。新世界を、楽しんでみましょうか。

オンラインレッスンってさ。

遅延がさーとか、ずれるしねーとか。

なんといっても、音色がなー…。

僕が、四半世紀前に、レッスンを受けていた先生が、なーんと、すでに、遠隔地レッスンを、行っていました。オンラインではなく、郵送でしたw

生徒から、課題を吹き込んだカセットテープ(!!)が、送られてきて、先生が、模範演奏と、アドバイスを、吹き込んで、返すという。トランペットという、楽器の宿命で、音を出せる環境にない人が多いのですが。カセットテープを聞かせてもらうと、多分、山中なのでしょう。小鳥が、さえずり、小川のせせらぎの中、ロングトーンと、コリンのリップフレキシビリティの、練習をする音源。なんと、清しい!!そして、音楽に対する愛を、強く感じました。

オンラインで、リアルタイムに行うレッスンは、現代的で、これから主流になると思います。しかし、やり方は、いろいろあって、相互にカセットテープ…ではなく、音源ファイルの、やり取りでも、良いのではないかと、思いました。むしろ、音質の面では、「ねいろ」という、管楽器の重要項目を、クリアするには、ファイルの共有、Youtube の限定公開アドレスなど、活用してみても、ナイスな感じじゃないかと。むりやり、リアルタイムで、片手落ちで、不親切なレッスンをするよりも、丁寧で、真摯だと思うのですが。どうでしょうか?