恋はデジャ・ブ

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節分です。この時期に観たい名作映画。町山智浩のアメリカ映画特電で紹介されていた映画でポッドキャストではニーチェにまで話が広がっていてとても興味深く観ました。ビル・マーレーらしい軽いタッチの人物像。自己中心的で出世しか考えていない嫌な TV キャスター役です。主人公だけが田舎町の2月2日(グラウンドホッグデーの祭日)から抜け出せないタイムスリップもの。

一日が終わると次に日には全てご破算、また同じ一日が始まるので、なんでも出来ちゃう。そうなると男の考えることは人格暴走とエロなことなのは当然。で、彼の追いかけるプロデューサーの女性は、なかなか振り向いてくれない。何回も何回も(何日も何日も)アタックしてもふられちゃう。絶望して自殺しようにも死ぬことも出来ずにまた同じ1日が始まってしまう。考えただけで気が狂ってしまいそう。同じ日を脚本上は三千回繰り返しているらしいです。ひぇ〜。

ラブコメの裏にオッサンの成長物語と今を全力で生きる永劫回帰思想が語られている…らしい。真の教養と人格形成を成し遂げた彼は、まさに無敵状態でモテモテなわけです。そんなに深読みしなくてもとても楽しめました。


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