S’up/Tom Browne

S’Up/ワッツアップimage

トム・ブラウンの約10年ぶりのリーダー作。音楽活動から離れて何をしていたかっていうと、飛行機のパイロットになっていたって!世の中には色んな人がいますねぇ。そして「できるやつはなんでもできて、できないやつはできないだけ」by宏樹みたいな…。

Funkin for Jamaicaimage」が、かっこ良くてジャズファンク系の人って印象が強いのですけど「Another Shade of Browneimage」なんていうオーソドックスなビバップのアルバムを出していたりします。偶然 CD 屋でかかっていて、店員さんにアルバム名を聞いて、即買いしたのが思い出されます。

しっかりとした力量で即興ジャズの要素が、ちゃんと入っているのが、大きな魅力なのですが、今回の新作はゴリゴリ感が薄くなっちゃったかな?10年の年月を経て丸くなったのかと。円熟って言葉でいいんでしょうか?ラジオミュージックというカテゴリーでスムースジャズな感じでした。

さすがにフレッド・ウェズリーが加わってアンサンブルの「Rolling」や「Miss Mary」なんかは古き R&B の良さが際立つ曲だったりします。ファンク魂を見せつけてくれてワクワクします。フュージョンだからって、なかなかサラッといかない所が、ひねくれ者。ジャクソン5の「I’ll Be There」を唄い上げる哀愁は心に来ました。駆け上がりのフレーズ途中で音が出なくなるあたりには心を鷲掴みw

  1. Lament
  2. Freeway
  3. T’s Groove
  4. Rolling
  5. I’ll Be There
  6. Miss Mary
  7. From Above
  8. Three Chords And The Truth
  9. ( East ) Kakalak Swang
  10. When Will They Learn …
  11. Soul Strut
  • Tom Browne(tp,flh,syn,prog)
  • Jay Rodreguez(ts,ss,bs,piccolo,cl)
  • Fred Wesley(tb)
  • Onaje Allen Gumbs(p)
  • Al MacDowell(b)
  • Pablo Vergara(p,key,syn)
  • Spaceman Patterson(g)
  • Genji Siraisi(ds)
  • Bill Ware(vib)
  • Chris Theberge(per)
  • Chuggy Carter(per)
  • Barney Mcall(syn)
  • DJ Logic(turntables)
  • Rec.2010
  • Pony Canyon

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