グッド・ウィル・ハンティング (DVD)

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仕事から帰って来たらカミさんが DVD を観ていて、僕も観ていたのですが(既に何回か観ている)、しみじみ男子ホモソーシャルうきゃうきゃ感が、懐かしいなーと強く思った次第です。女性は主人公の彼女しか出てこないし。案の定、「おもて出ろ!コノヤロー!」「ぶん殴るぞ」と、じゃれあっている場面など、なんで喧嘩してるのにマッド・デイモンは笑っているの?とか、男子校的ノリが理解出来ないようでした。

「おまえは一生煉瓦をぶっ叩いている人間じゃない。20年後、ここをウロウロしていたら、ぶっ殺す」という台詞を吐くチャッキーには、兄貴ー!最高です!と抱かれたい気分。

僕も元男子校が男女共学になった高校時代から、上の部室にゲバ棒が置いてあるような女子の少ない大学ジャズ研だったので、男子ばかりの、この感じは、すげー懐かしい。仲間との友情と教授との関係、それぞれ全員が、オトナへと踏み出そうとイニシエーションとしての別離を克服して行くお話です。

高校の同級生で、こんなふうに、頭が抜群に良いのにバイク通学で不良だった、たくちゃんってヤツはどうしたかなぁ?進学しないで就職したと思うのですが、すごく憧れていたなぁ。と、物思いに耽ってしまうオッさんでした。この手の映画に井伏鱒二の漢詩の和訳「花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ」と、つぶやいてしまう位には歳をとってしまいました。

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