2011年新聞・テレビ消滅/佐々木 俊尚

2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書)image

米国では新聞社がバタバタ倒産しているし、雑誌も休刊相継ぎ、テレビを代表するマスメディアは瀕死状態にあるという、お話。デジタル化によって息の根が止められてしまうという結末が、もう来年に訪れるわけです。

これまでのマスメディアのとってきたビジネスモデルはとうに古くさくなってインターネット時代にそぐわないモノになってきている事に、記者クラブに、あぐらをかき、まともな取材を行ってこなかったマスコミは気付いていないという、客観的なマスコミ批判には納得するところ。大手広告会社に制作をまかせて中間搾取よろしく、まともな番組を作る能力の無くなったテレビキー局の衰退は、最近はテレビを付ける事も少なくなった僕の生活パターンからも、よく判る結果。

新聞やテレビは本当のことを報道しないという事は、これまで生きてきて嫌と云うほど分かってきたことなので、マスメディアは一度崩壊するのが正解で日本の健全な情報産業を再出発すべきでしょう。Twitter など、情報はミドルメディアのクチコミの時代にシフトしていくのは、かなり早い段階でやってくるのではないでしょうか?


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