5月から横浜開港150周年記念イヴェントでやっていた増根哲也(b)率いる40/20 orchestraのゲーテ座でのファイナルコンサートでした。
ペリー艦隊の旗艦「サスケハナ(USS Susquehanna)」の新曲を最終回に披露するというのも後ろ向きで、このバンドらしいですね。この曲は太平洋を漂う雰囲気のボサ調で、それぞれの楽器の動きがバラバラで、とても興味深い曲でした。40/20 締めくくりはバンマスのお気に入りのスタンダード「I’ve Never Been I Love Before」で〆ました。バンマス曰く「時差5時間の範囲内で一番小さな美しい音を出す」伊勢さんのシブイバラードプレイには隣で聴いていてチビリそうになりました。素晴らしい!アンコール無しのコンサートというのがお客さんに浸透しなかったため(うそ)同じ曲を「横濱ジャズを体現している」テンポさんのミドルテンポでのバップぶりも最高!
絶望と混沌を表現している割には、珍しく爽やかな晴天に恵まれて(笑)、満員御礼ありがとうございました!毎月楽しみにしていたライヴが無くなって、ちょっと寂しい気分ですが、とても楽しかったです。
- 40/20 orchestra
- (sax)渡辺てつ、渡辺典保、鈴木雅之、庵原良司、吉田治
- (tp)鈴木正晃、菊池成浩、伊勢秀一郎、深井一也
- (tb)内田光昭、内田日富、池田雅明、西田幹
- (p)黒木千波留
- (b,arr,leader)増根哲也
- (ds)松浦賢二