以前、CD 化されたことがあったのですが一瞬で見かけなくなってしまったのでポチッと。楽ちんな時代です。CTI レーベル創立40周年記念盤、しかも3曲増量2枚組です。2009年の Montoreux Jazz Festival での新生 The CTI All-Star Band の DVD も買ってあるので、それも後ほど。
メンバーが1人ずつ呼び込まれて音が増えていきます。ワクワクしますね。「Impressions」だけで20分超えています。当時33歳のフレディ・ハバードの絶好調のプレイに心が震えます。かたや全員ソロ回す長尺曲にロン・カーターが既に限界を迎えているのが痛ましい…。いつもに増してピッチが悲惨な事になっています。ご苦労様です。
ヒューバート・ロウズの「Fire And Rain」はフュージョンミュージックの先駆的な存在だった CTI らしい曲ですね。さわやか〜。
ハバード キタ——(゚∀゚)——!!な「Red Clay」です。カッチョイイ。本家の「
Red Clay」と比べて、ドラムがビリー・コブハムだっていうのがポイント。レニー・ホワイトよりも暴れん坊です。フロントを猛プッシュしています。あつい。
このメンツでブルース演ると長いぜ…「Blues West」
CTI 的「So What」のススメ。いまだにクラブジャズ的なアレンジなんかでよく使われるリズムのパターン。光速4ビートに突入してからのベンソンが強力なのよ。ホーンフロント陣は休憩。
「Here’s That Rainy Day」のフリューゲルが、まるでトロンボーンみたいにブッとい音。ちょこっとホーンアレンジしてあるけど、申し訳程度だったりね。
キャロル・キングですよ。「It’s Too Late」ですよ。あれ?唄ないの?と聞くような小僧や小娘には「NHK基礎英語を聞いてから歌のない歌謡曲を聞いたもんだ」と遠い目をするのがオッサンの定番です。ベンソンの都会的なニュアンスがグッジョブ。そして、グルーヴィーに、うねるオルガンサウンドが最高です。
でた!タレンタインだ!イントロ出た瞬間、聴衆の叫び声。「
Sugar」でござる。いなたくブリッてます。そして限界まで吹き倒すハバードに鳥肌状態。
「Leaving West」とブルーズで、たたみかけるタレンタイン御大。お腹いっぱいです。コブハムとアイアート・モレイラのパーカッションバトルで盛り上がっていますが映像がないと、よく分かんない…。
そして、やっぱりハバードの「Straight Life」です。この混沌とした中にもポップなグルーヴを失わないのが不思議な曲です。強引な後テーマの入りに、たじろぐコブハムさん(笑)おつかれさまでしたー。
- Impressions
- Fire And Rain
- Red Clay
- Blues West
- So What
- Here’s That Rainy Day
- It’s Too Late
- Sugar
- Leaving West
- Straight Life
- Freddie Hubbard(tp)
- Hank Crawford(as)
- Stanley Turrentine(ts)
- Hubert Laws(fl)
- George Benson(g)
- Jonnny Hammond(org,elp)
- Ron Carter(b)
- Billy Cobham(ds)
- Airto(per)
- Rec.July.18.1971
- CTI Records