アバター

109シネマズ川崎の IMAX で 3D 上映で観てきました。ま、話題にもなっているし観ておこうと。平日にもかかわらず超満員で端っこの席しか取れませんでした。

やはり3D と CG はスゴイ!金かかっているだけあります。美しい。発射される催涙弾を思わず身をかわしてよけてしまいました。しかし端っこの席だったので、映像がズレている部分もあって残念でした…。観に行くなら中央席を予約して行くべきですね。

というわけで、3D で観る映画で見所は 3D 以外無いという残念な結果。迫力はあるのですが、ひたすら長く感じてしまうバトルシーン。主人公は障害を持った海兵隊員でアバターになると無敵状態という子供向けアニメ設定。エイワと呼ばれる意識体の星としての仕組みとか、自然と共生する意義とか、全く描かれていない。絆を結ぶという考え方を、もっと中心に据えてもいいんじゃないかしら?なにしろ主人公の闘う動機付けが、ナヴィの生き方や星の自然に共感してとかじゃなく、ねーちゃん好きになっちゃった的な軽い気持ちで、前編通して何も成長していないし、登場シーンから全く感情移入できないまま終わってしまったのでした。

試練を乗り越えてヒーローが誕生するという古典的なストーリーでさえも描ききれていないという体たらく。え!?簡単じゃん、デカイ竜に乗るの。うお!いつの間にか槍で防弾ガラス貫通出来るし…。反発し合った男同士の友情とか燃えるポイントもあるのに完全スルー。大体が障害のある体を捨ててアバターとして生きる事が人生諦めていないか?銀河鉄道999の機械の体だね。

もののけ姫の世界観がベースになっていると本人のインタビューを、どこかでみました。宮崎アニメ大好きなんだろうな。重戦闘機は未来少年コナンのギガントだし、森の中で「あなたは騒ぎすぎる」とナウシカ風な台詞出でくるし、終盤、やはり不思議なくらい強くなった姫様に助けられ、ジェームズ・キャメロンは、でかくて強い女に抱かれたい欲望で映画を撮っているのかと映画評論家・町山智浩さん – 小島慶子 キラ☆キラを、大笑いしながら聞きました。

普段、映画館に来ていない客層なのかマナーの悪い人が多くて辟易しました。上映中おしゃべりは勿論、携帯を開くなよ!と…。懐中電灯つけて席を立つオッサンにはビックリしました。えっ!!と。話題性だけで客が入っている映画なのだと感じました。

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“アバター” への6件の返信

  1. オイラも観て来たぜよ。正直凄いと思った。というのも実写を3Dにしてあれだけのものを作ったんだからね。
    ただ、ストーリー的にはオイラもいまいちな印象。まあエイワにいくと普通に強くなれるっていうのはそこまで行っても障害もっていたら話にならんしなあ。。。

    ただオイラはミシェルロドリゲス、あの女性ヘリのパイロットが大好きで観にいった感じが強いのだけれども彼女はやっぱりカッコいい。というかまああいう役しかできないみたいだけけれど。。。

    これから映画も3Dになっていくと思うから、今後の映画がこんな風になっていくんだなあって感触がつかめたのがよかった。
    ただめがね代金で入場料が高くなってるのはやめてほしい。

    でも、あの惑星に3Dでもうちょっと居たいなあって思ったのはオイラだけではないはず。
    綺麗だったから。
    あそこの住人たちはなんだか好きになれなかった。とっても不細工だしね。
    初めて映画のポスター見た時は笑った。

    まあいずれにしても今までにない感覚で映画を観られたという点では楽しかった。
    星3つってとこでしょう。

  2. 日本では3D元年と呼ばれていて量販店では既に家庭用3DTVが展示されていました。家でも3Dとなると、やはり飛び出すおっぱいが気になります。この映画だったら、シガニー・ウィーバーもまだまだキレイですが、やはりミシェル・ロドリゲスの、おっぱいですね(笑)。
    ラヴィ星人は宇宙戦艦ヤマトのガミラスかと笑いましたよ。なんだか、昔からある設定と物語を最新技術に置き換えただけの映画で、しかも中途半端という残念な結果でした。

  3. 長引くイラクや解決しないアフガンを暗に示した、
    反戦映画と言う話ですが、
    そう言う見方をするとどうですか?
    米国保守派から相当反発が出ていると言うニュースを見ました。

  4. 侵略戦争という設定では、たしかに暗示していますね。僕も、どこかで、そんな意見を見ました。でも現実は撤退してOKみたいな単純な問題ではないと思います。悪者を、やっつけるぞーと原住民側についた海兵隊員の無敵のヒーロー譚として終わっているので僕は逆に米国万歳映画じゃねーのか?と思いました。
    侵略者と原住民の融和もなく邪魔者を追い出して終わっているところに浅い!と感じてしまうので。従来の米国映画と何も変わっていない。西部劇的とも。
    自然対人間の関係でも同じですが。(テロリストあるいは異端と呼ばれる人々を)排除するだけじゃ何も解決しないのにと。そこに気付いていない所に米国の苦悩があると思われるのですが。反戦を訴えるのなら和解と赦しを。イーストウッドのインビクタスを今日観たばかりでこんな台詞。
    そんな思いで、なにもかも中途半端に終わっている米国映画ではないかと結論づけたわけです。

  5. フムフム、なるほど。
    西部劇的って、よく分かります。
    それでもAvoterに反発する保守派にとって、
    “和解・協調”なんて言葉は毛頭存在しないでしょうね。

    イーストウッドの次期監督は、
    M.デイモンとのスリラー作品だそうです。
    個人的には、Jazzの映画もまた作ってほしいです。

  6. 1996年にイーストウッドの主催したジャズコンサートで「Eastwood After Hours : Live At Carnegie Hall」というDVDを観ましたが超豪華なメンツでした。息子も音楽やっているしファンには目の離せない御大であります。

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