オーシャンズ

今月頭に観た映画です。ジョージ・クルーニーやブラピが出てくるヤツじゃなくて海洋生物ドキュメンタリーです。109シネマズMM横浜で観ました。自然ドキュメンタリーモノは、どうしても義務として映画館で見てしまうのです。「Deep Blue」「皇帝ペンギン」「ホワイトプラネット」「アース」と今まで観ている訳ですが、やはり先行優位性というか、僕にとってのナンバーワンは「Deep Blue」なのです。それ以前は「野生の王国」(笑)。

どうも正統派自然ドキュメンタリーとは評価できない作品です。純粋に映像は、とても素晴らしいのですが、鯨や鮫と寄り添って泳ぐダイバーの描写が出てきたあたりから雲行きが怪しくなり、仕舞いには(宮沢りえに文句を言うつもりはないが)自然保護をナレーションで訴えやがった…。言うか?ここまで素晴らしい自然の映像を見せておいて、それを言うのか!しかも言葉に出して言うのか?もう萎えました。観客をバカにしているのか?というくらいテンション下がりました。

映画って説明的な部分が多いほど駄作になっていく訳ですが、主題そのものズバリをナレーションで言ってしまう最低作品を初めて観ました。プロパガンダ作品だったら最初から映画として作っていないと言えばいいのに。だまされたと感じる人も多いはず。

サメ漁でヒレを取られた鮫が海底に沈んでいくシーンはメカを使っているのかな?コレは、やり過ぎで偽善的自然保護団体がやりそうな事。他でやって欲しい。やるなら歴史的な背景、伝統漁法、政治経済、様々な問題を提示しなければ片手落ちというもの。フェアじゃないし議論の余地もない。一番印象に残るシーンがコレってトラウマだと…orz

公式サイト

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