アリス・イン・ワンダーランド

TOHOシネマズ 六本木ヒルズで 3D 版を観ました。3D しかやってなかったの。やっぱり、IMAX じゃないとイマイチ。画面が暗いし、スクリーンが小さいし、観にくいなぁ。制作段階からステレオカメラを投入して 3D に特化したアバターとは違って、元々は 2D で撮って、所々切り出して 3D 化したみたいなのでバランスは悪いし、いきなり 3D 場面になるし、違和感がありました。普通の劇場で十分楽しめる訳です。映画芸術はテーマパークのアトラクションじゃないんだし、普通に撮った方が健全なのでは?とも思うのですが。

小学校の頃読んだ「不思議の国のアリスimage」「鏡の国のアリスimage」が合体したストーリーですが、四半世紀前に読んだ本の事は既に覚えていない…。挿絵が物凄く怖かったのは覚えていますがね。でかいアリスとかハンプティダンプティは、ひたすら気色悪かった絵でした。原作は7歳の少女の、狂気世界なのですが、映画では19歳の思春期で成長物語を主眼に置いている訳です。

が、ただのファンタジーとして描けば良かったんじゃないかな、と。アリスのお茶会の支離滅裂さは、もう少し!な感じ。赤の女王の可哀想すぎる…orz。対する白の女王のアン・ハサウェイは美しいながら、ちゃんと暗黒面が、にじみ出ている演技に好感を持てます。主人公モーハン状態の騎士コスプレは萌えますし、クリーチャーの中でもチェシャ猫は最高でした。ジョニデは、いつもの感じ。

そんなメチャクチャな世界で、冒険しているように見えますが、現実世界に戻ってきた毒舌アリスって成長しているわけでもなく、元からじゃん。結局、堅苦しい階級社会に、うんざりして爆発した、ねーちゃんの話になってしまった…。

公式サイト

アリス・イン・ワンダーランド [DVD]image

アリス・イン・ワンダーランド(字幕版)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です