アウトレイジ

109シネマズMM横浜で観てきました。北野監督作品のカオスはアキレスと亀までの三部作で日和ってしまった感が強かったわけですが、やっとバイオレンスの狂気が帰って来たと小躍りしたワタクシです。

暴力団抗争を描いたストーリーですが、古き良き?日本ヤクザ映画とは違って、親も子も兄弟も無い勢力争いと発展していって、戦国時代の乱世を思い起こさせる騙し合いです。そして、策略と暴力によって生き残った者だけが勝者という、何でもありの殺し合いが繰り広げられるわけで、文字通り仁義なき戦いimage

いやーな、拷問&殺し方が満載です。歯医者のくだりは、思わずうなり声を漏らしてしまいましたよ。後半になって、銃器の殺し合いが中心になって、イマイチ。このあたりは昔のヤクザ映画の日本刀とドスの斬り合いの情緒が勝っているなと。キメには拳銃が必ず出てくる。そんな感じで刃物は少ない中、カッター指つめも捨てがたいギャグシーンとして撮られていて、指ラーメンのくだりは笑いも起きました。この笑いのセンスは流石にウマイ。

椎名 桔平の薄ら笑いの狂気、三浦 友和の腹黒さも凄かったけど、加瀬 亮の気持ち悪さが物凄かった。あの画面から、にじみ出る悪いオーラは何なのだ?と。ホント画面の片隅に写りこんでいるだけで怖かった…。

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