「時計じかけのオレンジ」のアレックスが薄ら笑いの表紙が怖いです。「2001年宇宙の旅」から「未知との遭遇」までと題して映画秘宝に連載されていた映画の見方指南本です。好きな映画は?と聞かれて「2001年宇宙の旅」と答える「パレード」の登場人物の大学生みたいな人達って意外と多いのでは?ホントは意味不明なのだがコレは名作だ!なんてイメージ先行で、ちょっと気取ってインテリ風を装って痛い目に会わないようにしていただきたいものです。
そんな名作だけど、ちょっと難解な映画を解きほぐしてくれるのが、この本。監督のインタビュー、制作現場などのリサーチから、なんで、こんなに人の心を掴む映画が出来たのかが、映画の本場から解説されています。
映画こぼれ話的なエピソードも満載です。「イージーライダー」や「タクシードライバー」の本質とは何か?もう一度観直してみたくなりました。てか、先週は「ダーティハリー」連続鑑賞地獄に陥りました(笑)。