今年は映画館で全然映画観てないです。もう覚えていない…。Twitter で掘ってみるとブログに書いてない映画はこの2本かなぁ。
「インセプション」観て寝ていたり
「RED
」を観て大興奮していたり
おっさん大暴れ映画「RED」を観る事にします。(@ 109シネマズMM横浜) http://ow.ly/3TGlW
posted at 15:21:54
「RED」オモロかった。ジジイ大暴れ映画で気分スッキリ。
posted at 18:47:49
テレビを買ってからはDVDを観てる方が多くなっちゃったかも?去年は20本近く観ていたのにっ!!!ペースを取り戻さねば!で、ちゃんとブログを書く!
と云うわけで、観に行ってきましたよ。109シネマズMM横浜で。前作「レスラー」では役者ミッキー・ロークと主人公ランディの人生が重なりあい、映画そのものはダーレン・アロノフスキー監督自身の復活としても見事なシンクロを魅せたのですよ。男の生き様を、しかと観ました。
この映画ではナタリー・ポートマンが、やはり見事なシンクロ率を叩き出しています。ウィノナ・ライダーがモノを盗まれる役ってのも逆シンクロ…(笑)母親の期待を裏切らず優等生的なバレエダンサーに成長した主人公が自分の殻を破り黒鳥を踊るため闇の世界に捕らわれていくストーリー。「レオン
」から「スター・ウォーズ
」のお姫様と、まさに白鳥のような可愛子ちゃんイメージだったナタリー・ポートマンがガリガリになって、あんな事やこんな事まで!?みたいなねー。
中心となる舞台の雰囲気が、ちょっと安っぽいかな。埃っぽくて、乱雑で、エネルギッシュで、それこそ猥雑な描写が欲しかった。岡本太郎先生じゃないけれども、主人公が爆発するステージなんだから、熱の塊を感じたかったのです。ハンディカメラで主人公の後ろを付いて歩く映像は印象的でした。ずっと一人称視点なので、何が現実で何が幻想なのか分からなくなっていくのは混乱の極み。観ている私も精神崩壊です。なにしろ、痛い…。ビックリする。ひーっ!
白と黒。現実と幻覚。愛と憎悪。生と死。全てが表裏一体。帰結は虚無なのだという議論は太古の仏教哲学から語られている命題ですが。(インセプションでも出てきたっけ)王子様のために命をかける白鳥のように、命をかけて黒鳥を演じるという、またまた男らしい生き様なのでした。芸術に携わる人なら、誰でも、この「狂気」に共感出来るんじゃないかなと思いました。でも、ひたすら痛いんですけど…。